サム・メリル

サミュエル・ホスキンス・メリル：バスケットボール選手

サミュエル・ホスキンス・メリル（Samuel Hoskins Merrill, 1996年5月15日 - ）は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州アルバカーキ出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのクリーブランド・キャバリアーズに所属しており、ポジションはシューティングガードです。

大学時代

メリルはユタ州立大学に進学後、末日聖徒イエス・キリスト教会のミッションとしてニカラグアで2年間を過ごしました。帰国後、1年目の2016-17シーズンには平均9.4得点を記録しました。

2017-18シーズンには平均16.4得点を記録し、オールマウンテン・ウェスト・カンファレンス（MWC）サードチームに選出されました。2018年5月には、大学で知り合ったサッカー選手のカニアン・ウォードと結婚しています。

2018-19シーズンには平均20.9得点・3.9リバウンド・1.1スティールを記録し、MWC最優秀選手賞を受賞しました。チームはMWCトーナメントで優勝し、NCAAトーナメントに出場しました。

2019-20シーズンは平均19.7得点・4.1リバウンド・3.9アシストを記録しました。MWCトーナメントではサンディエゴ州立大学との決勝で、試合時間残り2.5秒での逆転シュートを含む27得点を記録し、MVPを受賞しました。NCAAトーナメントにも出場予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止となりました。

NBAキャリア

ミルウォーキー・バックス

2020年のNBAドラフトにて全体60位でニューオーリンズ・ペリカンズから指名されました。その後、4チーム間のトレードで交渉権がミルウォーキー・バックスへ移り、バックスと契約しました。2020-21シーズンはNBAで30試合に出場し、シーズン途中にはGリーグのメンフィス・ハッスルでもプレーしました。チームはプレーオフを勝ち上がり、NBAファイナルでフェニックス・サンズに勝利して優勝を経験しました。

メンフィス・グリズリーズ

2021年8月7日にグレイソン・アレンとのトレードで、2つのドラフト2巡目指名権と共にメンフィス・グリズリーズへ移籍しましたが、2022年1月1日に解雇されました。

クリーブランド・チャージ

2022年8月13日にサクラメント・キングスと契約しましたが、2022-23シーズン開幕前に解雇されました。その後、10月24日に行われたGリーグドラフトにて、全体1位でクリーブランド・チャージから指名され入団しました。

クリーブランド・キャバリアーズ

2023年3月3日にクリーブランド・キャバリアーズと10日間契約を結び、14日に複数年の正式契約を結びました。2023-24シーズン、2023年12月20日のユタ・ジャズ戦で8本の3ポイントシュートを成功させ、キャリアハイとなる27得点を記録しました。


メリルは、大学時代から優れた得点能力を発揮し、プロ入り後も着実に成長を続けています。今後の活躍が期待される選手の一人です。



外部リンク
選手の通算成績と情報 NBA
NBA日本
Basketball-Reference
Utah State Aggies bio

もう一度検索