グレイソン・アレン

グレイソン・アレン

グレイソン・ジェームズ・アレン（Grayson James Allen）は、1995年10月8日生まれ、アメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビル出身のプロバスケットボール選手です。NBAのフェニックス・サンズに所属し、ポジションはシューティングガードを務めています。

経歴

カレッジ

デューク大学で4年間プレーし、1年目の2015年にはNCAA男子バスケットボールトーナメントで優勝を果たしました。当時はジャスティス・ウィンズローやタイアス・ジョーンズといったスター選手の控えとして貢献。2018年のNBAドラフトにエントリーしました。

ユタ・ジャズ

2018年のNBAドラフトで全体21位指名を受け、ユタ・ジャズに入団。2018-2019シーズンは38試合に出場し、2019年4月10日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で自己最多となる40得点を記録しました。

メンフィス・グリズリーズ

2019年7月には、マイク・コンリーとのトレードでジェイ・クラウダー、カイル・コーバーらと共にメンフィス・グリズリーズへ移籍しました。

ミルウォーキー・バックス

2021年8月には、サム・メリルと将来のドラフト2巡目指名権とのトレードでミルウォーキー・バックスへ移籍。同年10月には2年総額2000万ドルの契約延長に合意しました。しかし、2022年1月21日のシカゴ・ブルズ戦でアレックス・カルーソに対するファウルがフレグラント2と判定され一発退場。このプレーを巡り、ブルズのコーチであるビリー・ドノバンから過去の危険なプレーを引き合いに出され、公に非難される事態となりました。カルーソはこのファウルで右手首を骨折し、長期欠場を余儀なくされました。

フェニックス・サンズ

2023年9月、デイミアン・リラードを含む大型トレードでフェニックス・サンズへ移籍。2023-24シーズンは、75試合に出場し、平均33.5分の出場で13.5得点・3.9リバウンド・3.0アシスト・0.9スティール・0.6ブロックと、いずれも自己最高を記録。スリーポイント成功率は46.1%でリーグ1位となりました。50-40-90クラブ達成まであと一歩でした。2024年4月15日には、サンズと4年7000万ドルの契約延長に合意しました。

プレースタイル

大学時代から3&Dプレーヤーとして知られ、安定した3Pシュートと、193cmの身長を感じさせないタフなディフェンスが持ち味です。NBA参入後、スリーポイント成功率が3割を下回ったシーズンはありません。近年のガード選手のレベルが高い中でも、エース級の選手を任されることもあります。フィールドゴールの64%以上がスリーポイントであり、2ポイントシュートのほとんどが10フィート以内であるというデータも、彼のプレースタイルを特徴づけています。

一方で、大学時代から相手を止めるためのハードファウルが多く、物議を醸すこともあります。グリズリーズ時代にはトレイ・ヤングと衝突し、バックス時代にはアレックス・カルーソに怪我を負わせるファウルを犯してしまいました。しかし、ハードなディフェンスを重視するチームからの需要は高く、タフネスとメンタリティは高く評価されています。

人物

2022年7月には、サッカー選手のモーガン・リードと結婚しました。

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