シスター・オブ・ドラゴン 天女武闘伝

『シスター・オブ・ドラゴン 天女武闘伝』（原題：新天龍八部之天山童姥）は、1994年に公開された香港映画です。主演は、コン・リーがハンワン（天山童姥）役を、ブリジット・リンが双子の妹チョースイとチョンホイの二役を見事に演じ分けています。この作品は、金庸の武俠小説『天龍八部』を原作としていますが、特に少林僧・虚竹と天山童姥のエピソードに焦点を当て、独自の解釈とオリジナルの展開が加えられています。

物語は、武術界の最高峰である天山派の大総帥ユーチィの三人の娘たちを中心に展開します。長女のハンワン（コン・リー）と、双子の妹であるチョースイとチョンホイ（ブリジット・リン）です。ある日、ユーチィは姉のハンワンが妹のチョンホイに対し、許されぬ愛情を抱いていることに気づき、チョースイとチョンホイを連れて山に籠もることを決意します。この出来事が、三姉妹の運命を大きく左右することになります。

原作の要素をベースにしつつも、映画独自の解釈が盛り込まれている点が特徴です。原作の持つ重厚な世界観を、派手なアクションシーンやワイヤーアクションを駆使した映像表現で、香港映画らしいエンターテイメント作品に昇華させています。特に、空を飛ぶシーンや爆発シーンは、視覚的なインパクトが強く、観る者を圧倒します。

この映画は、日本では劇場公開されず、ビデオ発売のみとなりました。しかし、その独特な世界観とアクションシーンは、多くのファンを魅了しました。映画の主なキャストは以下の通りです。

ハンワン（天山童姥）：コン・リー
チョースイ、チョンホイ：ブリジット・リン
アチー（阿紫）：チョン・マン
ホイ・ジュク（虚竹）：フランキー・ラム

スタッフには、アンディ・チンが監督を務め、ジミー・ヒョンが製作を担当しています。脚本はチャン・タンが手掛けました。

この映画は、原作ファンはもちろん、アクション映画が好きな観客も楽しめる作品と言えるでしょう。独特なキャラクター設定や、複雑に絡み合う人間関係も見どころの一つです。原作の魅力を活かしつつ、映画ならではの表現で新たな魅力を引き出している作品です。

以下は、関連する外部リンクです。

シスター・オブ・ドラゴン 天女武闘伝 - allcinema
シスター・オブ・ドラゴン　天女武闘伝 - KINENOTE
Dragon Chronicles - オールムービー（英語）
Xin tian long ba bu zhi tian shan tong lao - IMDb（英語）

もう一度検索