シルバースラッガー賞受賞者一覧 (投手)

シルバースラッガー賞について

シルバースラッガー賞は、メジャーリーグベースボール（MLB）のナショナルリーグとアメリカンリーグにおいて、その年のシーズンで最も優れた打撃成績を残した選手を各ポジションから1人ずつ選出し、表彰するものです。各チームの監督とコーチの投票によって選ばれます。
アメリカンリーグでは指名打者制を採用しているため、投手ではなく指名打者が選出されます。

1980年に、ケンタッキー州ルイビルのバットメーカーであるヒラリッチ&ブラズビー社が、自社製品である「ルイビル・スラッガー」の名を冠してこの賞を創設しました。受賞者には、高さ約91cmのトロフィーが贈られます。

歴史

2020年には、ナショナルリーグが一時的に指名打者制を導入したため、投手の選出はありませんでした。2022年からはナショナルリーグでも恒久的にDH制が採用されたため、同年以降、投手のシルバースラッガー賞は廃止されました。

投手部門の記録

投手としてのシルバースラッガー賞の受賞回数では、マイク・ハンプトンが1999年から2003年まで5年連続で受賞し、最多記録を保持しています。トム・グラビンは4回（1991年、1995年 - 1996年、1998年）、リック・ローデン（1984年 - 1986年）、ドン・ロビンソン（1982年、1989年 - 1990年）、カルロス・ザンブラーノ（2006年、2008年 - 2009年）はそれぞれ3回受賞しています。また、フェルナンド・バレンズエラは1981年と1983年の2回受賞しており、1981年にはサイ・ヤング賞と新人王も獲得しています。

投手のシルバースラッガー賞受賞者のシーズン記録としては、マイク・ハンプトンが2001年に記録した7本塁打が最多です。また、ハンプトン（2001年）とドン・ロビンソン（1982年）がシーズン最多の16打点を記録しています。オーレル・ハーシュハイザーは1993年に打率.356、出塁率.373というシーズン記録をマークしました。長打率では、マイカ・オーウィングスの.683（2007年）が最高記録となっています。

シルバースラッガー賞は、打撃に秀でた選手たちの功績を称える、重要な賞です。

参考

Louisville Slugger - The Silver Slugger Award
MLB Awards: History (Awards: Silver Slugger)

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