シルバースラッガー賞受賞者一覧 (指名打者)
シルバースラッガー賞
シルバースラッガー賞は、メジャーリーグベースボール（MLB）の中で、各シーズンにおける打撃の優れた選手を表彰する特別な賞です。この賞は、ナショナルリーグとアメリカンリーグの両方からそれぞれ各ポジションで最も優れた選手を選出し、合計で9名がその年の最高の打者として称えられます。
この選考プロセスでは、各チームの監督やコーチ々が投票を行い、その結果をもとに受賞者が決まりまます。アメリカンリーグでは、指名打者制が採用されているため、通常は選ばれない投手の代わりに指名打者が評価されるのが特徴です。
シルバースラッガー賞は1980年に設立され、ケンタッキー州ルイビルのバットメーカー、ヒラリッチ＆ブラズビー社が初めてこの賞を発表しました。賞の名称は、同社の製品である「ルイビル・スラッガー」に由来しており、受賞者には約91cmの高さを誇るトロフィーが贈られます。
指名打者部門では、デビッド・オルティーズが2004年から2007年、及び2011年、2013年、2016年にかけて、七回受賞した経歴を持ち、最多受賞記録を保持しています。続いて、エドガー・マルティネス、ポール・モリターがそれぞれ四回受賞しており、一部の選手は三回または二回と、比較的高い受賞率を誇ります。
1989年には、ハロルド・ベインズがシーズン途中にチームを移籍した後も受賞した例があるなど、選出の歴史には興味深いエピソードも含まれています。特に2018年には、J.D.マルティネスが指名打者と外野手部門の両方で同時に選出されるというメジャーリーグ史に名を刻む画期的な出来事がありました。
また、2020年にはナショナルリーグ初となる指名打者制が導入され、マーセル・オズナがその年の指名打者部門の受賞者となり、このカテゴリーでの初となる受賞者となりました。
シルバースラッガー賞を受賞する選手たちの打撃記録も impressive で、エドガー・マルティネスの1995年のシーズンにおける打率.356及び出塁率.479が最高数値として知られています。また、長打率の記録をマニー・ラミレスが2002年に.647を達成し、本塁打ではデビッド・オルティーズの54本（2006年）が最高記録となっています。
さらにオルティーズは、ラファエル・パルメイロと共に148打点を記録しており、その活躍ぶりが際立つところです。シルバースラッガー賞はエドガー・マルティネス賞と同じ選手が同一年に受賞する傾向があるなど、受賞者の間にはいくつかの共通点も見られます。
歴代受賞者
アメリカンリーグ
ナショナルリーグ
関連項目
- - エドガー・マルティネス賞
- - MLBの賞一覧
外部リンク
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