ジェイレン・デューレン

ジェイレン・モンテズ・デューレン（Jalen Montez Duren）は、2003年11月18日生まれ、アメリカ合衆国デラウェア州ニューキャッスル出身のプロバスケットボール選手です。NBAのデトロイト・ピストンズに所属し、ポジションはセンターを務めています。

生い立ちとハイスクール時代

幼少期はバスケットボールの他に野球やアメリカンフットボールも経験。8年生の頃には既に203cmの身長を誇っていました。ハイスクールでは、地元のロマン・カトリック高等学校で2年間プレーした後、モントベルデ・アカデミーへ転校。スポーツ・イラストレイテッドの選抜チームにも選ばれるなど、早くからその才能を発揮しました。最終シーズンには平均15.5得点、10.2リバウンド、2.4ブロックを記録し、フロリダ州の年間最優秀選手賞を受賞しています。

大学時代

デューレンは、エモニ・ベイツらと共に世代トップクラスの選手として注目を集め、2021年8月6日に学年を変更してメンフィス大学への進学を発表しました。後にベイツも同大学へ進学し、ヘッドコーチのペニー・ハーダウェイは2人のデュオに対し、「無限の可能性を秘めている」と大きな期待を寄せました。2021-22シーズンは平均12.0得点・8.1リバウンドの成績を残し、AAC（アメリカン・アスレチック・カンファレンス）の新人王に輝きました。シーズン終了後、2022年のNBAドラフトにアーリーエントリーを決意します。

NBAキャリア

2022年のNBAドラフトにおいて、デューレンは1巡目全体13位でシャーロット・ホーネッツから指名されましたが、その直後に2度のトレードを経て、交渉権がデトロイト・ピストンズへ移動。2022年7月7日、ピストンズとの正式契約を結びました。同年10月19日のオーランド・マジック戦でNBAデビューを飾り、14得点、10リバウンド、3ブロックを記録。チームの113-109での勝利に貢献しました。2023年2月10日のサンアントニオ・スパーズ戦では、キャリアハイとなる30得点と17リバウンドを記録し、チームを138-131のダブルオーバータイムでの勝利に導きました。

2023年10月31日、ピストンズはデューレンとの延長契約を結ぶためのチームオプションを行使することを発表。2024年1月28日のオクラホマシティ・サンダー戦では、キャリアハイとなる21リバウンドを含む22得点、6アシスト、1ブロックを記録し、自身初の20-20（20得点20リバウンド）のダブル・ダブルを達成。チームも120-104で勝利しました。

プレースタイル

デューレンは、同世代の選手の中でもトップクラスと評価されるポストプレーヤーです。その活躍は、NBAがドラフトの対象年齢を19歳から18歳に引き下げることを検討するきっかけになったとも言われています。また、ブロックショットの技術も高く、バム・アデバヨやマービン・バグリー3世と比較されるなど、将来を嘱望されています。

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