ジュニアケータイ

au ジュニアケータイ：子供の安全を守るための携帯電話

auのジュニアケータイは、KDDI／沖縄セルラー電話がauブランドで展開する、主に小学校中学年の児童を対象としたフィーチャーフォンです。このシリーズは、子供たちの安全を第一に考え、さまざまな防犯機能が搭載されています。また、本項では後継ブランドであるmamorinoシリーズ、ジュニア向けスマートフォンのmiraieシリーズ、ジュニア向けスマートウォッチ型フィーチャーフォンのmamorino Watchについても解説します。

主な機能と特徴

ジュニアケータイの最も重要な特徴は、子供の安全を確保するための機能が充実している点です。

防犯ブザー: 本体に防犯ブザーが搭載されており、緊急時に活用できます。
GPS機能: GPSを利用した位置情報サービスに対応しており、保護者は子供の位置を把握できます。auの「安心ナビ」やセコムの「ココセコムEZ」などが利用可能です。
電源オフGPSメール: 一部の機種では、電源がオフの状態でも定期的に位置情報を送信する「電源オフGPSメール」機能を搭載。これにより、万が一の際に子供の位置を特定しやすくなります。
電池パックのロック: 電池パックを専用工具なしに取り外せない構造にすることで、誘拐などの際に携帯電話が使えなくなる事態を防ぎます。
セコム連携: mamorinoシリーズでは、防犯ブザーを引くとセコムに自動通報され、保護者への確認後、セコムの緊急対処員が駆けつけるシステムを搭載しています。
バッテリー残量通知: バッテリー残量が少なくなると、保護者にメールで通知する機能があります。
防犯ライト: 時間帯を設定して自動的に点灯する防犯ライトも搭載しています。
ペア機能: 登録された特定の相手にしか電話をかけられないように設定できるため、子供が誤って関係のない場所に電話をかけることを防ぎます。

端末の変遷

ジュニアケータイは、技術の進歩とともに進化してきました。

初期モデル: 初期のモデルはCDMA 1X対応の音声端末でした。
CDMA 1X WIN対応: 後にCDMA 1X WIN対応のモデルが登場し、通信速度が向上しました。
au 4G LTE対応: スマートフォンモデルでは、au 4G LTEに対応し、高速通信が可能になりました。
スマートウォッチ型: スマートウォッチ型のモデルも登場し、より多様なニーズに対応できるようになりました。

主な機種

以下に主な機種を発売日順に示します。

1. A5520SA - 2006年 2月25日発売
2. A5520SA II - 2006年 9月2日発売
3. A5525SA - 2007年 3月9日発売
4. K001（KY001） - 2009年 1月31日発売（沖縄地区のみ同年2月3日発売）
5. mamorino（KYY01） - 2010年 3月10日発売
6. mamorino2（KYY02） - 2011年3月16日順次発売
7. mamorino3（KYY05） - 2013年1月11日発売
8. miraie KYL23 - 2015年 1月30日順次発売
9. mamorino Watch（ZTF31） - 2016年3月18日発売
10. miraie f（KYV39） - 2017年 1月20日発売
11. mamorino4（ZTF32） - 2018年 2月上旬以降発売
12. mamorino5（KYF40） - 2019年 2月以降発売

EZwebの制限

mamorinoシリーズ、miraieシリーズを除く機種では、以下のEZweb利用制限が設定されています。

EZweb利用制限: au公式サイトのみ閲覧可能なホワイトリスト形式。
EZweb安心アクセスサービス: KDDIが審査したサイトのみ閲覧可能なホワイトリスト形式。

その他の関連情報

beskey（HIY02）: 通話、Cメール、防犯ブザーに機能を限定できる「ティーンズモード」搭載。
CA005（EXILIMケータイ）: 同上
GRATINA KYY06/GRATINA2 KYY10: 同上
K011（KY011）: ティーンズモードに加え、mamorinoナビに対応。
* MARVERA KYY08/MARVERA2 KYY09: 同上

まとめ

auのジュニアケータイは、子供たちの安全と安心をサポートする携帯電話です。防犯機能や位置情報サービスなど、様々な機能が搭載されており、保護者にとって心強い存在です。後継のmamorinoシリーズやmiraieシリーズも、それぞれの特徴を活かし、子供たちの成長をサポートしています。

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