CA005

EXILIMケータイ CA005

「EXILIMケータイ CA005」は、[カシオ計算機]]とNECカシオ モバイルコミュニケーションズ（現・日本電気]）が共同で開発し、[[KDDIおよび沖縄セルラー電話からauブランドで発売されたCDMA 1X WIN（後のau 3G）対応の携帯電話です。2010年夏モデルとして登場し、CA003の後継機種にあたります。

特徴

CA005は、カシオ日立モバイルコミュニケーションズ名義で開発された最後の機種であり、EXILIMケータイとしては初の防水（IPX5/IPX7相当）対応モデルです。最大の特徴は、当時の携帯電話としては最高クラスとなる約1300万画素（1295万画素）のCMOSセンサーを搭載したカメラです。これにより、高画質な写真撮影が可能になりました。

また、赤外線通信は、W53CAからCA004までのIrSimpleから、W52CA以来のIrDAにスペックダウンされましたが、microSDスロットがカシオの防水機種としては初めて外側に配置されています。

デザイン面では、従来のEXILIMケータイ同様、カメラレンズが目立つように背面側に配置されており、メインディスプレイを外側にして折りたたむことで、デジタルカメラのような操作感が得られます。防水機能を備えながらも薄型化が図られ、レンズ部分を除いた厚さは14.5ミリと、当時としては最薄クラスの防水2軸折りたたみ型携帯電話でした。背面は継ぎ目のない電池カバーで、防水パッキンを一体化させることで、薄型化と防水性能の両立を実現しています。

レンズリング部分は、先代機種と同様に発光部を兼ねていますが、本機では7色マルチカラー発光に対応し、着信時に相手に応じて異なる発光パターンを設定できるようになりました。

購買層としては、男女問わず、日常的に写真撮影を楽しみたいユーザーを想定しています。

マスコットキャラクター

カシオの携帯電話には、これまでペンギンなどのキャラクターが採用されてきましたが、CA005では「アヒルの浴玩ストラップ」がマスコットキャラクターに設定されました。これは、本機が防水仕様であることに由来します。EZケータイアレンジのテーマ「ahiru」では、待ち受け画面やメニュー、メール送受信アニメーションに、EXILIMケータイに結わえられたストラップのアヒルが登場し、水場を舞台にしたアニメーションが展開されます。特に本体色がライトグリーンやホワイトのモデルでは、この「ahiru」テーマがデフォルト設定となっています。

沿革

2010年5月17日：KDDIおよびカシオ計算機より公式発表。
2010年5月28日：全国で一斉発売。
2011年1月：販売終了。

主な機能・対応サービス

防犯ブザー

その他のプリインストールアプリ、コンテンツ

上記機能以外にも、様々なアプリやコンテンツがプリインストールされています。

不具合

2010年7月7日には、以下の不具合を修正するソフトウェアアップデートが実施されました。

EZメニューが設定可能なEZケータイアレンジを設定すると、方向キーおよび決定キー操作を受け付けなくなる場合がある。

脚注

この機種は、日本国内の携帯電話で初めて約13メガピクセルのカメラを搭載しました。

関連項目

CA003'>CA003 - 先代機種
CA006 - 後継機種
W52CA - 同社製のau向け防水携帯電話
W61CA - 同上
P-04B'>P-04B - 同時期にNTTドコモから発売された13メガピクセル携帯電話（パナソニック製）
942P - 同時期にソフトバンクから発売された13メガピクセル携帯電話（パナソニック製）
EXILIM - カシオのデジタルカメラブランド
カシオ計算機 - 製造メーカー
アヒル - 待受画面のキャラクター

外部リンク

EXILIMケータイ CA005（au） - ウェイバックマシン（2010年5月21日アーカイブ分）
* CA005 (CASIO)

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