MARVERA

MARVERA KYY08（マーベラ ケーワイワイ ゼロハチ）は、京セラによって開発・製造され、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話から発売された音声通話用端末です。au 3G（旧・CDMA 1X WIN）に対応しており、当時としては比較的高機能なフィーチャーフォンとして位置づけられていました。

概要

先行して発売されていたGRATINA KYY06の上位機種として登場したMARVERA KYY08は、質感と性能の高さが特徴です。高速データ通信規格であるMC-Rev.A（WIN HIGH SPEED）に対応し、第1世代Snapdragon（QSD8650・1GHz）を搭載することで、快適な動作を実現していました。また、「LISMO Player」を搭載し、着うたフルや着うたフルプラス、ビデオクリップの再生に対応するなど、エンターテイメント機能も充実していました。

特に、スマートフォンと比較して通信料金を抑えたい層、具体的にはヤングファミリー層や30代以上のビジネスユーザーをターゲットとし、高機能ながらも操作が容易なフィーチャーフォンのニーズに応えることを目指していました。バッテリー容量はGRATINA KYY06と同様の1,020mAhで、十分な駆動時間を確保しています。

充電端子にはmicroUSBを採用しており、従来のau端末専用ACアダプタは使用できません。また、au ICカードにはマイクロSIMタイプのものが用いられています。

沿革

• - 2013年10月2日：KDDIおよび京セラより公式発表されました。
• - 2013年12月7日：全国で一斉に発売が開始されました。
• - 2015年5月：販売が終了しました。
• - 2016年4月30日：スマートフォンの普及に伴い、LISMO Book Storeのサービスが終了しました。ただし、ダウンロード済みのコンテンツはサービス終了後も利用可能でした。
• - 2018年3月31日：EZアプリ（B）およびグローバルパスポート（GSM除く）等の各種サービスが終了しました。
• - 2022年3月31日：3Gサービスの終了に伴い、本端末は利用不可となりました。

主な機能・対応サービス

• - mamorinoナビ
• - ブラインドスクリーン
• - すぐ文字
• - その他

関連項目

• - MARVERA2 (KYY09)：当機種の後継機種です。
• - GRATINA (KYY06)：当機種のベースとなった機種です。
• - K011（KY011）：当機種の事実上の先代機種です。
• - mamorino／mamorino2／mamorino3（KYY01/02/05）：京セラ製の子供向け端末シリーズです。

外部リンク

• - スマートフォン・携帯電話|製品|ケータイ|MARVERA（au） - ウェイバックマシン
• - MARVERA KYY08（KYOCERA）

注・出典

上記外部リンクを参照

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