ジョーイ・リッカード

ジョゼフ・マーク・リッカード（Joseph Mark Rickard, 1991年5月21日 - ）は、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身のプロ野球選手。外野手として、左投右打で活躍しました。現在はフリーエージェント（FA）となっています。

プロ入りとレイズ傘下時代

2012年のMLBドラフトで、タンパベイ・レイズから9巡目（全体302位）で指名を受け、プロの道へ進みました。契約後、A-級ハドソンバレー・レネゲーズでデビューし、47試合で打率.279、2本塁打、14打点、11盗塁を記録。その才能の片鱗を見せました。

2013年はA級ボーリンググリーン・ホットロッズでプレーし、127試合に出場。打率.270、8本塁打、63打点、30盗塁と、着実に成長を遂げました。オフには、オーストラリアン・ベースボールリーグのブリスベン・バンディッツでプレーし、国際経験も積んでいます。

2014年はAA級モンゴメリー・ビスケッツで68試合に出場し、打率.243、1本塁打、17打点、9盗塁を記録。着実にステップアップを重ねました。

2015年には、A+級シャーロット・ストーンクラブズ、AA級モンゴメリー、AAA級ダーラム・ブルズと、3つの階級でプレー。合計117試合に出場し、打率.321、2本塁打、55打点、23盗塁と、目覚ましい成績を残しました。特に、AA級モンゴメリーでは、7月8日の試合でサザンリーグ史上初となる1試合6四球を達成。一度もバットを振ることなく6打席で計31球を投げさせるという珍記録も樹立しました。

オリオールズ時代

2015年12月10日、ルール・ファイブ・ドラフトでボルチモア・オリオールズへ移籍し、新たな挑戦が始まりました。

2016年は開幕25人枠入りを果たし、4月4日のミネソタ・ツインズとの開幕戦で、9番・左翼手としてメジャーデビュー。アービン・サンタナから初安打を放ちました。4月7日の同カードでは、メジャー初本塁打を記録。この年は外野の3ポジションを守りながら85試合に出場し、打率.268、5本塁打、19打点、4盗塁の成績を残しました。

2017年は、打率.241、出塁率.276、長打率.345、4本塁打、19打点を記録。マイナーリーグでも16試合に出場しましたが、打率.211、出塁率.338、長打率.281という結果でした。

2019年6月17日にDFA（Designated for assignment）となりました。

ジャイアンツ時代

2019年6月21日、ウェイバー公示を経てサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍。しかし、オフの12月2日にノンテンダーFAとなりました。

2020年1月5日にマイナー契約で再契約し、スプリングトレーニングに招待選手として参加。8月26日にはメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たしました。しかし、10月29日にマイナー契約となり、11月2日にFAとなりました。

ジャイアンツ退団後

2021年6月1日、メキシカンリーグのモンクローバ・スティーラーズと契約しましたが、6月6日に自由契約となりました。

同年10月27日には、ドミニカ共和国のウィンターリーグであるレオネス・デル・エスコヒードと契約しました。

背番号

23（2016年 - 2019年6月16日）
37（2019年8月8日 - 2020年）

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