ステファン・ギルモア

ステフォン・スタイルズ・ギルモアは、1990年生まれのアメリカンフットボール選手で、NFLのミネソタ・バイキングスに所属しています。ポジションはコーナーバック（CB）です。

プロ入りまで

高校時代は、クォーターバックとディフェンシブバックの両方で才能を発揮しました。最終学年には、ランで1,331ヤード、23TD、パスで1,771ヤード、14TDを記録し、州のファーストチームに選出。パレード誌とEAスポーツからはオールアメリカンにも選ばれるなど、その実力は早くから注目されていました。

Rivals.comからは、サウスカロライナ州の選手中2位、四つ星評価を受け、サウスカロライナ大学、アラバマ大学、テネシー大学、クレムゾン大学といった強豪大学からリクルーティングを受けました。最終的にサウスカロライナ大学に進学を決めています。

2008年12月に高校を早期卒業し、2009年1月に大学へ入学。春の練習から参加し、1年次には全13試合に出場、52タックル、3サックを記録し、カレッジフットボールニュースからサウスイースタン・カンファレンスのフレッシュマンオールチームに選ばれました。2年次には、全14試合で右コーナーバックとして先発出場し、79タックル、3サック、3インターセプト、1ファンブルフォース、1ファンブルリカバーを記録。NFLドラフトレポートからオールアメリカンセカンドチーム、AP通信からオールアメリカンサードチームに選出されるなど、着実に評価を高めました。Chick-fil-Aボウルでは、アルション・ジェフリーへ29ヤードのTDパスを成功させています。

3年次には、全13試合に先発出場し、46タックル、5サック、4インターセプト、1ファンブルフォース、1ファンブルリカバーを記録。サウスイースタン・カンファレンスのファーストチームに選ばれるとともに、NFLドラフトレポートから、オールアメリカンファーストチームに選ばれました。大学3年間で40試合に先発出場し、181タックル、7サック、8インターセプト、4ファンブルフォース、4ファンブルリカバーを記録しました。

NFLでの活躍

バッファロー・ビルズ
2012年のNFLドラフトでは、サウスカロライナ大学のディフェンシブバックとしては、2004年のデュンタ・ロビンソン以来となる1巡全体10位でバッファロー・ビルズに指名されました。この年のドラフトで2番目に指名されたコーナーバックでもありました。

ドラフト前のNFLスカウティングコンバインでは、40ヤード走で4秒40、20ヤードシャトルで3秒94を記録しています。

2012年5月17日、4年1210万ドルでビルズと契約。同年は全16試合に先発出場し、61タックルを記録。12月9日のセントルイス・ラムズ戦ではインターセプトをあげました。

2013年4月3日、背番号を27から24に変更。プレシーズンゲーム第3週のワシントン・レッドスキンズ戦で手首を骨折し、6週間から8週間の離脱を余儀なくされました。

ニューイングランド・ペイトリオッツ
2017年3月9日、ニューイングランド・ペイトリオッツと5年契約を結びました。

カロライナ・パンサーズ
2021年10月6日、2023年のNFLドラフト6巡目指名権と引き換えにカロライナ・パンサーズへトレードされました。第8週のアトランタ・ファルコンズ戦にて移籍後初出場を果たし、試合を決定づけるインターセプトを記録。パンサーズでは8試合に出場し、オフにFAとなりました。

インディアナポリス・コルツ
2022年4月18日にインディアナポリス・コルツと2年2300万ドルで契約。このシーズンは16試合に出場し、キャリアハイとなる66タックルを記録しました。

ダラス・カウボーイズ
2023年3月14日に2023年のNFLドラフト5巡目指名権とのトレードでダラス・カウボーイズに移籍しました。

卓越した身体能力と高い戦術理解度を武器に、数々のチームで活躍してきたステフォン・ギルモア。今後の活躍にも期待が高まります。

もう一度検索