ストロングリーグ

ストロングリーグとは

ストロングリーグは、全国の草野球愛好家のために、様々な軟式野球大会を主催・運営する団体です。2001年に高橋優氏によって設立され、草野球チーム間の交流を深めることを目的としています。年間1000試合を超える公式戦が開催され、参加チーム数は約1800、登録選手数は3万人を超える国内最大規模の草野球リーグへと成長しました。

大会の特徴

ストロングリーグが主催する大会は、参加チームのレベルに応じて様々なカテゴリーが用意されています。全国大会で活躍する強豪チームから、初心者チームまで、誰もが楽しめるように工夫されています。また、試合結果やチーム情報は公式サイトで管理されており、チームデータベースとして公開されています。これにより、対戦相手の情報を事前に把握したり、チームの成績を振り返ったりすることができます。

開催場所

上部大会は、東京ドーム、京セラドーム大阪、明治神宮野球場、西武ドームといったプロ野球の本拠地としても使用される球場で行われることも特徴です。普段はプロ野球選手しか立てない憧れの舞台でプレーできることは、参加者にとって大きなモチベーションとなっています。

運営の特徴

ストロングリーグの運営は、東京都町田市の東京本部を中心に、仙台、大阪、沖縄にも支部を設置し、全国規模で展開しています。役員構成は、会長以下、本部、事務局、審判部、情報システム部などに分かれ、学生ボランティアも積極的に受け入れています。学生ボランティアには、カメラマンや取材班として活躍の場が与えられ、社会に出る前の貴重な経験を積むことができます。また、大会では女性コンパニオンが登場するなど、エンターテイメント性も重視した運営が行われています。

全日本軟式野球連盟との関係

ストロングリーグは、既存の軟式野球競技団体である全日本軟式野球連盟とは、登録対象チームの区分において一線を画しています。しかし、競技細則においては、全日本軟式野球連盟が制定・実施しているものに準拠しており、軟式野球のルールに則った大会運営が行われています。

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ストロングリーグは、ナガセケンコーやゲータレードといった大手企業から協賛を得ています。また、京セラドーム大阪とは、京セラドーム大阪杯を共催するなど、提携関係を築いています。スポーツショップや草野球ポータルサイトも協力企業として名を連ね、地域貢献にも力を入れています。過去には、スポーツチェーンのヴィクトリアや、沖縄県石垣島のオリジナルTシャツ製造会社である海人とスポンサー契約を結ぶなど、幅広い企業との連携も特徴です。

主な大会

全国軟式野球統一王座決定戦・ジャパンカップ: ストロングリーグの最高峰の大会であり、全国の代表チームが日本一を目指して競い合います。決勝戦は東京ドームなどのプロ野球球場で行われます。
ストロングカップ: リーグ戦形式の大会で、年間を通して開催されます。
エアロックカップ: トーナメント戦形式の大会です。
サマーサスピシオン（SS）: 夏に開催される選抜トーナメント戦です。
* ピースファイル: 交流試合を中心とした大会です。

参加条件

ストロングリーグの大会に参加するには、メンバーの平均年齢が18歳以上である必要があります。そのため、中学生チームや18歳未満の高校生チームは参加できません。

逸話

公式サイトのコンテンツ「白球論」には、与田剛氏（元中日ドラゴンズ）、平林岳氏（元パ・リーグ審判員）、渡辺伴子氏（元ソフトボール日本代表）など、著名な野球関係者も執筆しています。

ストロングリーグが使用するプロ野球球場を「プロスタ」と呼ぶことが、草野球チームの間で定着しました。

2003年には、達川光男氏（元広島東洋カープ監督）や立花龍司氏（元ニューヨーク・メッツ）が開会式に登場し、講演を行いました。

2005年、2006年には、プリンプリンのうな加藤氏が率いる草野球チーム「ヤンキース」がジャパンカップで2連覇を達成しました。

ストロングリーグは、草野球を愛する人々にとって、なくてはならない存在となっています。

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