セス・フランコフ

ジェームズ・セス・フランコフ（James Seth Frankoff, 1988年8月27日 - ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ローリー出身の元プロ野球選手。右投右打の投手として、MLB、KBOリーグ、メキシカンリーグ、独立リーグで活躍しました。

プロ入りとマイナー時代

2010年のMLBドラフトでオークランド・アスレチックスから27巡目指名を受けプロ入り。しかし、アスレチックス傘下のマイナーリーグでは6年間プレーするも、メジャー昇格は叶いませんでした。2016年3月30日に自由契約となると、同年はロサンゼルス・ドジャース傘下でプレー。オフにFAとなりました。

シカゴ・カブス時代

2016年11月16日、シカゴ・カブスとマイナー契約。2017年6月8日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たします。翌9日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビューを飾るも、メジャーでの登板はこの1試合のみ。同年9月1日にDFAとなりました。

シアトル・マリナーズ傘下時代

2017年9月4日、ウェイバー公示を経てシアトル・マリナーズへ移籍。しかし、メジャー・マイナーともに登板機会はなく、同年12月10日に自由契約となりました。

斗山ベアーズ時代

2017年12月10日、KBOリーグの斗山ベアーズと契約。当時の斗山は、ダスティン・ニッパートとマイケル・ボウデンとの再契約交渉が決裂し、新たな外国人選手を探していました。2018年はシーズン序盤から先発ローテーションに定着し、デビューからKBOタイ記録となる13連勝を記録。28試合に登板し、18勝3敗、防御率3.74という好成績でシーズン最多勝を獲得しました。さらに、SKワイバーンズとの韓国シリーズ2回戦に先発登板し、6回2/3を5安打3失点に抑え勝利投手となりました。2019年は故障の影響で登板機会が減少し、9勝にとどまり、同年限りで斗山を退団しました。

シアトル・マリナーズ時代

2020年2月13日、サンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結びますが、7月14日にFAとなります。その後、8月11日にマリナーズとマイナー契約。8月30日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りを果たしました。レギュラーシーズン終了後の10月19日にマイナー契約となり、AAA級タコマ・レイニアーズへ送られ、翌20日にFAとなりました。

アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代

2021年1月5日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約。5月12日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入り。6月15日に右前腕部の痛みのため60日間の故障者リストに登録され、9月8日に自由契約となりました。

メキシカンリーグ時代

2022年5月24日、メキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと契約。2試合に先発登板するも、0勝1敗、防御率12.00と結果を残せず、5月30日に自由契約となりました。

独立リーグ時代と引退

2022年9月1日、アトランティックリーグのハイポイント・ロッカーズと契約。入団後は4試合にリリーフ登板しました。2023年6月10日に現役引退を発表しました。

フランコフは、MLBでの出場は少ないながらも、KBOリーグで最多勝を獲得するなど、国際舞台でも活躍した投手でした。度重なる契約、移籍を経験しながらも、最後まで野球への情熱を持ち続けた姿勢は多くの人々に感銘を与えました。

もう一度検索