ダニー・エスピノーサ

ダニエル・リチャード・エスピノーサ（Daniel Richard "Danny" Espinosa、1987年4月25日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタアナ出身のプロ[[野球選手]]です。内野手として、右投両打のプレースタイルを持っています。2021年現在はフリーエージェントとなっています。

プロ入り前

カリフォルニア州立大学ロングビーチ校出身のエスピノーサは、2007年7月にはブラジルのリオデジャネイロで開催された第15回パンアメリカン競技大会の野球競技でアメリカ合衆国代表に選出され、銀メダルを獲得しました。この頃から、彼の野球選手としての才能は高く評価されていました。

プロ入りとナショナルズ時代

2008年のMLBドラフトで、ワシントン・ナショナルズから3巡目（全体87位）で指名され、プロ入りを果たしました。契約金は52万5000ドルでした。2010年9月1日のフロリダ・マーリンズ戦でメジャーデビューを飾り、翌2011年には二塁手のレギュラーに定着。158試合に出場し、打率.236ながら21本塁打、17盗塁を記録し、ナ・リーグの新人王投票で6位に入りました。2012年には、打率こそ.247に留まったものの、17本塁打・20盗塁を記録し、その能力の高さを改めて証明しました。

2013年には、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメキシコ代表に選出されましたが、怪我のため辞退しました。レギュラーシーズンでは、死球の影響もあり、故障者リスト入りするなど不本意なシーズンとなりました。しかし、2015年には二塁手のレギュラー格に返り咲き、118試合に出場。打率.240、13本塁打を記録しました。守備面では、セカンドとして高いレベルのプレーを見せ、81試合で1失策、守備率.997、DRS +10という素晴らしい成績を残しました。2016年には遊撃手のレギュラーとして157試合に出場し、24本塁打、72打点を記録しました。守備では18失策を記録したものの、DRS +8、UZR +1.4と安定した成績を収めました。

エンゼルス時代

2016年12月10日、ロサンゼルス・エンゼルスへトレードで移籍しました。しかし、2017年7月16日にDFAとなり、20日にFAとなりました。

マリナーズ時代

2017年7月24日、シアトル・マリナーズとメジャー契約を結びましたが、8月20日にFAとなりました。

レイズ時代

2017年8月25日、タンパベイ・レイズとメジャー契約を締結。しかし、9月21日にDFAとなり、傘下のAAA級ダーラム・ブルズへ配属された後、翌22日にFAとなりました。この年は3球団合計で93試合に出場、打率.173、6本塁打、31打点、4盗塁という成績に終わりました。

レイズ退団後

2018年以降は、ニューヨーク・ヤンキース、トロント・ブルージェイズ、ロサンゼルス・ドジャース、フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を転々としました。その後、メキシカンリーグのモンクローバ・スティーラーズと契約。2019年にはニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、2020年には再びモンクローバ・スティーラーズと契約しました。

プレースタイル

バント技術が高く、2011年には11本のバント安打を記録しました。守備力も非常に高く、将来的にゴールドグラブ賞を獲得できるレベルと評されています。

人物

カリフォルニア州で生まれ育ち、エンゼルスの大ファンでした。2016年末に念願のエンゼルス入りを果たしたものの、翌年途中にDFAとなってしまいました。メキシコ系アメリカ人であり、第3回WBCメキシコ代表に選出されましたが、故障により辞退しました。その後、第4回WBCメキシコ代表入りも検討しましたが、最終的に選出されませんでした。

詳細情報

年度別打撃成績
2018年度シーズン終了時
背番号
18（2010年 - 2011年）
8（2012年 - 2016年、2017年8月25日 - 同年終了）
3（2017年 - 同年7月16日）
6（2017年7月24日 - 同年8月19日）
代表歴
2007年[[パンアメリカン競技大会]] 野球アメリカ合衆国代表
* 2020年東京[[オリンピックの[[野球競技]]]]・メキシコ代表


エスピノーサは、メジャーリーグにおいて内野手として活躍し、その高い守備力と走塁技術、そしてパンチ力のある打撃で、ファンを魅了しました。複数の球団を渡り歩き、様々な経験を積んだ彼は、今後も野球界で活躍を続けることでしょう。

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