チェイス・ヘッドリー

チェイス・ジョーダン・ヘッドリー

チェイス・ジョーダン・ヘッドリー（1984年5月9日生まれ）は、アメリカ合衆国コロラド州のエルパソ郡ファウンテン出身の元プロ野球選手で、ポジションは三塁手です。右投両打のスイッチヒッターとして知られ、愛称は「ヘッド」です。

経歴

プロ入りとパドレス時代

ヘッドリーは2005年にMLBドラフト2巡目でサンディエゴ・パドレスに指名され、プロのキャリアをスタートさせました。彼は2007年6月15日にメジャーデビューを果たし、同年は8試合に出場しました。マイナーリーグではAA級サンアントニオ・ミッションズで121試合に出場し、打率.330、20本塁打、78打点を記録するという素晴らしい成績を収め、テキサスリーグの最優秀選手とパドレス傘下の最優秀マイナー選手にも選ばれました。

2009年には156試合に出場してメジャーに定着し、主に左翼手として試合に出ていましたが、脹脛の負傷で一時的に欠場した同僚の三塁手の代役として三塁手としても出場しました。彼の本来のポジションに復帰したのはその後のシーズンからです。2012年には驚異的な31本塁打と115打点を記録し、ナショナルリーグの打点王を獲得。この年、ペトコ・パークで51打点を挙げ、同球場の年間最多打点記録も更新しました。

2014年1月にはパドレスと1年契約を結びましたが、このシーズンは77試合の出場に留まり、打率.229、7本塁打、32打点、4盗塁という成績に終わりました。

ヤンキース時代

ヘッドリーは2014年7月22日にニューヨーク・ヤンキースへトレードされ、同日の試合に移籍後初出場を果たしました。延長戦でのサヨナラ安打が印象深い瞬間となり、オフにはヤンキースと再契約を結びました。2015年には主に三塁手として156試合に出場し、打率.259、11本塁打、62打点の成績を収めましたが、守備では23失策を記録するなど苦戦しました。

2016年も引き続き三塁手として140試合に出場しましたが、打率は251に留まりました。しかし、守備率は.974と安定した成績を残しました。2017年は様々なポジションでプレーしましたが、その後12月にパドレスに復帰しました。

パドレス復帰

2018年、ヘッドリーは開幕から27試合に出場しましたが、打率は著しく低下し、打率.115、4打点に留まったため、5月中旬にDFAとなり、その後自由契約に。彼のキャリアは苦しい時期を迎えました。

選手としての特徴

ヘッドリーはパドレス在籍時に本拠地と敵地での成績に明確な違いがありました。本拠地ペトコ・パークでの成績は打率.243、35本塁打、OPS.703であったのに対し、敵地では打率.286、52本塁打、OPS.804を記録しました。この差は彼のプレースタイルや球場の特性の影響を示しています。

詳細情報

タイトルと表彰

• - 打点王: 1回（2012年）
• - シルバースラッガー賞: 1回（2012年）
• - ゴールドグラブ賞: 1回（2012年）
• - ナショナルリーグ・プレイヤー・オブ・ザ・マンス: 2回（2012年8月、9月）

背番号

• - 16（2007年 - 2008年）
• - 7（2009年 - 2014年途中）
• - 12（2014年途中 - 2018年）

ヘッドリーはメジャーリーグで数々の業績を残し、ファンに愛された選手でした。彼のプレーと功績は今後も多くの人々に記憶されるでしょう。

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