デズモンド・リダー

デズモンド・ケリー・リダー：アメリカンフットボール選手

デズモンド・ケリー・リダー（Desmond Kelly Ridder, 1999年8月31日 - ）は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身のプロアメリカンフットボール選手です。NFLのアリゾナ・カージナルスに所属し、ポジションはクォーターバックを務めています。

大学時代

リダーはシンシナティ大学に進学し、1年目の2017年シーズンはレッドシャツ制度を利用したため、試合には出場しませんでした。しかし、2018年シーズンに初出場を果たすと、すぐに先発の座を獲得します。このシーズンで2,445パス獲得ヤード、20のパッシングTD、583ラン獲得ヤードを記録し、AAC（アメリカン・アスレチック・カンファレンス）の新人王に輝きました。

2019年シーズンも活躍は続き、2,164パス獲得ヤード、18のパッシングTD、650ラン獲得ヤードを記録しました。特に、ボストンカレッジとのバーミングハムボウルでは、95パス獲得ヤード、105ラン獲得ヤード、そして3つのラッシングTDを記録し、チームを勝利に導き、MVPを受賞しました。

2020年シーズンには、2,296パス獲得ヤード、19のパッシングTD、592ラン獲得ヤードを記録し、AACの最優秀攻撃選手賞を受賞しました。このシーズン終了後、2021年のNFLドラフトへのエントリーを検討しましたが、最終的には大学に残ることを決意しました。

2021年シーズンは、2年連続でAACの最優秀攻撃選手賞を受賞しました。チームはプレーオフに進出し、CFPナショナルチャンピオンシップの準決勝まで勝ち進みましたが、アラバマ大学に惜しくも敗れました。このシーズン終了後、2022年のNFLドラフトにエントリーしました。

NFLでのキャリア

アトランタ・ファルコンズ

2022年のNFLドラフトで、リダーは全体74位でアトランタ・ファルコンズから指名を受け、その後ルーキー契約を結びました。

2022年シーズンは、開幕からマーカス・マリオタが先発を務めていたため、第14週まで出場機会はありませんでした。しかし、第15週のニューオーリンズ・セインツ戦で初先発としてNFLデビューを果たし、97パス獲得ヤードを記録しましたが、試合は敗北に終わりました。第17週のアリゾナ・カージナルス戦では169パス獲得ヤードを記録し、キャリア初勝利を挙げました。翌週のタンパベイ・バッカニアーズ戦では224パス獲得ヤードを記録し、チームは2連勝を飾りました。

アリゾナ・カージナルス

ファルコンズがカーク・カズンズを巨額契約で獲得した後、2024年3月14日にロンデール・ムーアとのトレードで、アリゾナ・カージナルスへ移籍しました。しかし、クレイトン・チューンとの控えQB争いに敗れ、同年8月27日にカージナルスからリリースされ、その翌日にプラクティス・スクワッド契約を結びました。

ラスベガス・レイダース

エイダン・オコンネルが故障者リスト入りしたラスベガス・レイダースと2024年10月21日、契約を結んだ。第12週のデンバー・ブロンコス戦の途中から負傷したガードナー・ミンシューに代わって出場した。

外部リンク

アトランタ・ファルコンズの公式サイト'>Atlanta Falcons bio
シンシナティ大学の公式サイト'>Cincinnati Bearcats bio

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