デビッド・ウェスト (野球)

デビッド・リー・ウェストの野球人生

デビッド・リー・ウェスト（David Lee West, 1964年9月1日 - 2022年5月14日）は、アメリカ合衆国テネシー州メンフィス出身の元プロ野球選手。

メジャーリーグでのキャリア

1983年のMLBドラフト4巡目でニューヨーク・メッツに入団し、1988年にメジャーデビューを果たしました。当初は期待の若手投手でしたが、伸び悩む時期もありました。1989年にはミネソタ・ツインズへ移籍し、1991年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズでは勝利[[投手]]にもなりました。同年のワールドシリーズでは優勝も経験しています。その後、フィラデルフィア・フィリーズでもプレーし、1996年までメジャーリーグで活躍しました。

福岡ダイエーホークスでの挑戦

1997年、ウェストは福岡ダイエーホークスに入団しました。登録名は「ウエスト」でした。当時のホークスは外国人枠の関係で、投手と野手を合わせて2人までしか一軍登録できませんでした。そのため、先発ローテーションの一角として期待されていましたが、制球難に苦しみました。しかし、強運もあり、一時的にリーグ最多勝を記録したこともありました。5月7日の対西武戦では、チームがプロ野球記録となる29安打21失点を喫する試合で先発を務めるなど、波乱万丈なシーズンを送りました。後半戦は調子を落とし、二軍降格となり、そのままシーズン終了後に解雇されました。

引退後

1998年にボストン・レッドソックスでメジャーリーグに復帰したものの、1999年には独立リーグでのプレーを最後に現役を引退。その後は脳腫瘍との闘病生活を送っていましたが、2022年5月14日にこの世を去りました。

プレースタイル

ウェストは、恵まれた体格から繰り出す荒れ球が持ち味の投手でした。しかし、制球に難があり、一度崩れると止まらないという弱点も抱えていました。日本では、その強運から「勝ち運に恵まれた投手」として知られていました。

日本での記録

初登板・初先発：1997年4月8日、対日本ハムファイターズ戦
初勝利・初先発勝利：1997年4月13日、対オリックス・ブルーウェーブ戦
初完投勝利・初完封：1997年5月1日、対オリックス・ブルーウェーブ戦

メジャーリーグでの記録

ワールドシリーズ優勝：1回（1991年）

背番号

46 （1988年 - 1989年途中）
50 （1989年途中 - 1991年途中）
39 （1991年途中 - 1992年、1998年）
40 （1993年 - 1996年）
21 （1997年）

関連情報

テネシー州出身の人物一覧
福岡ソフトバンクホークスの選手一覧

外部リンク

選手の通算成績と情報 ESPN, Baseball-Reference, Fangraphs, The Baseball Cube
* 個人年度別成績 Ｄ．ウエスト - NPB.jp 日本野球機構

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