デビッド・トムズ

デビッド・トムズ（David Toms）は、1967年1月4日生まれのアメリカ人プロゴルファーです。ルイジアナ州モンロー出身で、ルイジアナ州立大学卒業後、1989年にプロに転向しました。1992年からPGAツアーに参戦を開始し、1997年のクワッド・シティ・クラシックでツアー初優勝を飾りました。

トムズのキャリアにおけるハイライトの一つは、2001年の全米プロゴルフ選手権での優勝です。この大会では、3日目の最終組で日本の片山晋呉選手と同組となり、大きな注目を集めました。トムズが15番ホールでホールインワンを達成した際、片山選手の18番ホールでの2打目が水切りショットのような奇跡的なショットとなり、会場は大いに盛り上がりました。片山選手は最終的に4位タイで大会を終えましたが、その独特なスタイルから「カウボーイ・シンゴ」という愛称でアメリカでも人気を博しました。この時、片山選手の活躍を引き出した一人がトムズでした。

2002年12月には、メキシコで開催された世界ゴルフ選手権のEMCワールドカップにフィル・ミケルソン選手とペアを組んで出場しました。決勝では、丸山茂樹選手と伊沢利光選手の日本代表ペアと激戦を繰り広げました。最終日の18番ホールでフォアサム形式（ペアの選手が交互に打つ）の2打目をトムズがミスし、日本チームが45年ぶりの優勝を飾るというドラマチックな展開となりました。これにより、伊沢選手と丸山選手は世界一の栄誉を日本にもたらしました。

2003年のシーズンオフには左手首の手術を受けましたが、見事に克服し、2005年2月最終週のアクセンチュア・マッチプレー選手権で初優勝を果たしました。この大会では、2003年に決勝でタイガー・ウッズ選手に敗れて準優勝に終わっていましたが、2年ぶりの決勝でクリス・ディマルコ選手を圧倒的な差で破りました。トムズは、マッチプレー形式の大会で高い実力を発揮し、「マッチプレー巧者」としても知られています。2006年にはソニーオープン・イン・ハワイで優勝しました。

トムズは、日本のトーナメントにも出場経験があり、中日クラウンズにも参加しています。彼のPGAツアーでの優勝回数は13回で、世界ランキングの自己最高位は5位です。

プロ優勝 (17)

PGAツアー優勝 (13)
ナイキツアー (2)
その他 (2)
1999 ハッサン2世ゴルフ・トロフィー
2009 CVSケアマーク・チャリティ・クラシック (with ニック・プライス)

外部リンク

デビッド・トムズ - PGA Tour.com

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