トヨタ・マークIIブリット

マークIIブリット (MARK II BLIT)

マークIIブリットは、トヨタ自動車が製造していたステーションワゴンです。2002年1月にマークIIクオリスの後継車として発売されました。マークIIクオリスはカムリをベースとしたFF車でしたが、マークIIブリットはX110系マークIIをベースとしたFR車となりました。

グレードはセダンのスポーティグレードである「iR」系で統一され、ラグジュアリーグレードである「グランデ」は採用されませんでした。セダンモデルがマークXへ移行した後も継続生産され、「マークII」の名が最後まで残ったモデルとなりました。

トヨタのスポーツ系車種として最後の1JZエンジン搭載車ということもあり、ステーションワゴンとしての使い勝手の良さから、エンジンやミッションをスワップした改造車が市場に出回ることもあります。

年表

2002年10月 - 外板色ゴールドメタリックを廃止し、グレーメタリックを追加。
2003年
5月 - iR、iR-Sをベースとした特別仕様車「35thアニバーサリー」を設定。専用17インチアルミホイール＆専用ブルーセンターキャップ（2WD車）、インダッシュCDチェンジャー・MD一体AM/FMマルチ電子チューナー付ラジオ・6スピーカーなどを特別装備。セダン同様に「ナビパッケージ」も設定。
12月 - 一部改良。DVDボイスナビゲーション・TV付EMV（エレクトロマルチビジョン）をG-BOOK対応に変更。
2004年
4月 - iR、iR-Sをベースとした特別仕様車「リミテッド」を設定。
12月 - マイナーチェンジを実施。ヘッドランプエクステンション・フロントグリルの変更、ストップランプのLED化などの変更。アリストの生産中止により、国産ガソリン車で唯一直列6気筒ターボエンジンを搭載する車種となる。
2006年5月 - 平成17年の排ガス適合基準をクリアできないターボエンジン搭載車の生産を終了し、NAエンジン車のみとなる。
2007年5月 - 生産を終了。同年6月30日に販売を終了。コロナマークII時代から39年続いた「マークII」の車名が消滅。後継車はマークXジオ。

使用燃料

1Gエンジン(1,988cc)車：無鉛レギュラーガソリン
1JZエンジン(2,491cc)車：無鉛プレミアムガソリン

車名の由来

BLITZ（ブリッツ）＝雷、稲妻から命名されました。

販売店舗

トヨペット店（東京地区のみ東京トヨタと併売）。2006年8月まで大阪府ではトヨタ店で販売されていましたが、大阪トヨタ自動車株式会社と大阪トヨペット株式会社が社名を交換したため、大阪府でも全国同様にトヨペット店で扱われるようになりました。

関連項目

トヨタ・マークII
トヨタ・マークIIクオリス - 先代車
トヨタ・マークX
トヨタ・アベンシス - 後継車
トヨタ・マークXジオ - 後継車

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