トリノ空港

トリノ空港は、イタリア北西部の主要都市トリノの中心部から北へ約16km、カゼッレ地区に位置する国際空港です。正式名称は「トリノ空港」ですが、「トリノ＝カゼッレ空港」や「サンドロ・ペルティーニ国際空港」という別名でも広く知られています。空港名の「サンドロ・ペルティーニ」は、イタリアの元大統領に由来します。

空港は市内中心部から車で約20分の距離にあり、アクセスも比較的容易です。2006年に開催されたトリノオリンピックに合わせて、ターミナルビルの拡張やサテライトチェックインカウンターの増設など大規模な改修工事が行われ、より便利で快適な空港へと生まれ変わりました。

3,300メートルの滑走路を有し、西ヨーロッパ各国の主要都市との間に定期便が就航しています。特に冬季は、アルプス山脈方面のスキーリゾートへ向かう観光客の利用が多く、チャーター便も数多く運航されます。

現在、フランクフルト、ミュンヘン、シュトゥットガルト、パリ、アムステルダム、マドリッド、バルセロナ、ブリュッセル、ロンドン、ローマなどの都市への直行便が運航されており、ヨーロッパ各地へのアクセス拠点として重要な役割を果たしています。2021年からは、LCC（格安航空会社）のライアンエアーが当空港を拠点とし、国際線とイタリア国内線を積極的に展開しています。

また、空港に隣接する場所には、イタリアの防衛産業企業であるレオナルドS.p.Aの工場があり、航空機の最終組み立てが行われています。このため、航空産業の拠点としての側面も持っています。

主な就航航空会社

アリタリア-イタリア航空
エア・ドロミティ
エールフランス
ブリティッシュ・エアウェイズ
イベリア航空
KLMオランダ航空
ブリュッセル航空
カーペットエアー

主なLCC（格安航空会社）

イージージェット
Blu-express
ライアンエアー

トリノ空港は、イタリア北西部の玄関口として、ビジネスや観光など、多様な目的で利用されています。

関連情報

アレッサンドロ・ペルティーニ - 空港の愛称の由来となったイタリアの元大統領。

外部リンク

トリノ空港公式サイト （イタリア語）（英語）
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