ニュースワイド

ニュースワイド



「ニュースワイド」という名称は、日本の様々なニュース番組、特に地方局が制作・放送する地域密着型のローカルニュースのタイトルとして、過去から現在にかけて広く採用されています。

この呼称が好まれた背景には、「ワイド(wide)」という言葉が持つ「広範な」「網羅的な」といったイメージがあり、単なる短いニュース項目を伝えるだけでなく、その日の出来事を掘り下げて伝えたり、地域に根差した生活情報や話題を取り上げたりする番組内容を示すのに適していたと考えられます。特に、JNN系列の地方放送局において、夕方の時間帯を中心にこのタイトルを冠した番組が多く見られました。番組が放送される地域では、親しみを込めて単に「ニュースワイド」と略称されることも少なくありませんでした。

現存する主な番組



現在も「ニュースワイド」あるいはそれに類する名称を使用している番組がいくつか存在します。

NスタTBSテレビ): 夕方の全国ニュース番組ですが、2014年10月6日以降、キャスターである堀尾正明氏が出演する一部の時間帯(第0部および第1部)が『Nスタ ニュースワイド』として放送されています。
SBCニュースワイド信越放送): 長野県を放送対象地域とする夕方のローカルニュース番組です。過去に中断期間がありましたが、現在も続いています。

過去に存在した主な番組



かつて「ニュースワイド」を冠していた番組は数多く、多岐にわたります。テレビだけでなくラジオ番組も存在し、NHK、民放キー局系列、そして多数の地方局で放送されていました。

NHKグループ


NHKニュースワイド(NHK総合): 朝の時間帯に放送されていたニュース番組です。
BSニュースワイド21:50(NHK衛星第1テレビ(BS1)): 夜に放送されていたニュース番組です。
ニュースワイドやまがたNHK山形放送局): 山形県向けの夕方ローカルニュース番組でした。
ニュースワイド茨城NHK水戸放送局): 茨城県向けの夕方ローカルニュースおよび地域情報番組でした。
ニュースワイドNHK大阪放送局): 近畿地方向けの夕方ローカルニュース番組でした。

民放ネットワーク系列


NNNおはよう!ニュースワイド(日本テレビ(NNN)系列): 日本テレビ系列で放送されていた朝のニュース番組です。
[TXNニュースワイド11]]テレビ東京]系列): [[テレビ東京系列でお昼の時間帯に放送されていた報道番組です。
[TXNニュースワイド 夕方いちばん]]テレビ東京]系列): [[テレビ東京系列で夕方に放送されていたニュース・情報番組です。

民放ローカル局(テレビ)


「ニュースワイド」を冠したローカルニュース番組は、特に夕方の時間帯に集中していました。

夕方
ATVニュースワイド青森テレビ
ABSニュースワイド(秋田放送
YTSニュースワイド60(山形テレビ
TBCニュースワイド東北放送
ニュースワイド茨城NHK水戸放送局) ※NHKだがローカル局の範疇で再掲
UTYニュースワイドテレビ山梨
BSNニュースワイド新潟放送
CBCニュースワイドCBCテレビ
ニュース&ワイド マイユウ!テレビ愛知
ニュースワイド石川6:30 → FNNニュースワイド石川6:00(石川テレビ)
ニュースワイド(NHK大阪放送局) ※NHKだがローカル局の範疇で再掲
ニュースワイド TODAY(よみうりテレビ)
夕刊NEWSワイド(KBS京都テレビ)
ニュースワイドTAKE5(山陽放送) ※土曜日夕方に放送されました
RKBニュースワイドRKB毎日放送
ニュースワイドKTN(テレビ長崎
ニュースワイド Todayおおいた大分放送
MRTニュースワイド宮崎放送

ニュースワイド21(とちぎテレビ
ニュースワイドCATCH(びわ湖放送
NEWSワイド京都(KBS京都テレビ)
早朝
朝一番!SBSニュースワイド(静岡放送

民放ラジオ局


[ニュースワイド 欽ちゃんのもっぱらの評判]]ニッポン放送]): 1987年度の[[ナイターオフ期間に放送された、萩本欽一氏がパーソナリティを務めたラジオ番組です。
斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!文化放送): 夕方に放送されていたニュース・情報番組です。
MBSニュースワイドアングル(MBSラジオ): 夕方に放送されていたラジオ番組です。

関連項目



ニュース番組のタイトルに関連して、「ワイドニュース」という言葉があります。これは特定の番組名ではなく、内容が広範かつ詳細なニュース番組全般を指すこともあります。また、地方局のローカルニュース番組のタイトルとしては、「ニュースワイド」と同様に「テレポート」という名称も多くの局で使用されました。現在も「テレポート山陰」(山陰放送)や「テレポートプラス」(福島テレビ)として続いています。

このように、「ニュースワイド」という名称は、特に地域に根ざしたニュース・情報提供の役割を担う多くの番組で採用され、視聴者や聴取者にとって馴染み深い響きを持っていました。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。