ノヴォ・サラエヴォ

ノヴォ・サラエヴォ（ボスニア語: Novo Sarajevo、クロアチア語: Novo Sarajevo、セルビア語: Ново Сарајево）は、ボスニア・ヘルツェゴビナを構成する構成体、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦のサラエヴォ県に属する基礎自治体であり、サラエヴォ市を構成する一部です。

地理と歴史

ノヴォ・サラエヴォは、ノヴィ・グラードと同様に、1960年代から1970年代にかけてのサラエヴォの急速な都市化の過程で誕生しました。サラエヴォ盆地の中央に位置し、その領域の大部分はミリャツカ川の北岸、ノヴィ・グラードとツェンタルの間に広がっています。

サラエヴォ包囲以前、ノヴォ・サラエヴォは47.6平方キロメートルの面積を有していました。その内訳は、森林が41.6%、草地が17.5%、商業・都市化地区が13.5%、牧草地が10.4%、耕作地が8.4%、庭園が13.5%でした。しかし、サラエヴォ包囲後、その領域の約75%がスルプスカ共和国に割譲され、イストチノ・ノヴォ・サラエヴォとなりました。これにより、ノヴォ・サラエヴォの面積は11.43平方キロメートルに縮小し、都市部のみが残る結果となり、サラエヴォで最も人口密度の高い自治体となりました。その人口密度は約7524人/km²に達します。

現在、ノヴォ・サラエヴォはサラエヴォの商業とビジネスの中心地としての役割を担っており、多くの企業の拠点が置かれています。

人口動態

以下に、ノヴォ・サラエヴォの過去の人口構成データを示します。

1971年

合計: 111,811人

セルビア人 - 45,806人 (40.96%)
ムスリム人 - 37,147人 (33.22%)
クロアチア人 - 17,491人 (15.64%)
ユーゴスラビア人 - 5,798人 (5.18%)
その他 - 5,569人 (5.00%)

1991年 (サラエヴォ包囲前)

合計: 95,089人

ボシュニャク人（ムスリム人） - 33,902人 (35.7%)
セルビア人 - 32,899人 (34.6%)
クロアチア人 - 8,798人 (9.3%)
ユーゴスラビア人 - 15,580人 (16.4%)
その他 - 4,391人 (4.6%)

2002年 (政府推計)

合計: 74,493人

ボシュニャク人 - 88%
セルビア人 - 6%
クロアチア人 - 6%

主要な施設

ノヴォ・サラエヴォには、以下の様な施設があります。

Bosmal City Center
Church of Sveto Preobraženje
Grbavica Stadium

外部リンク

ノヴォ・サラエヴォ自治体の公式サイト

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