ハタプラザ

ハタプラザは、かつて簱興行が運営していた娯楽施設チェーンで、東京都、埼玉県、千葉県に展開していました。

ハタ・スポーツプラザ

東京都板橋区に位置していたハタ・スポーツプラザは、1963年12月に開館した地上3階、地下1階の複合娯楽施設でした。スポーツ施設を中心に、スイミングプール「セントラルスイミング」、100レーンのボウリング場「池袋ハタ・ボウリングセンター」、テニスコート「ハタテニスランド・池袋」のほか、オートテニス、ビリヤード、卓球、パターゴルフ、スカッシュ、ゲームセンターなど多様な施設を備えていました。1977年から2010年まで、ジャパンオープンボウリング選手権の会場としても利用されていました。

2011年4月10日に全館閉館しましたが、閉館後も一部は使用され、2017年12月時点では1階にスーパーマーケット「マルエツ」が営業していました。しかし、2020年3月8日にはマルエツも閉店し、その後解体されました。跡地には、無印良品とマルエツが再出店しています。

大宮ハタプラザ

埼玉県さいたま市大宮区にあった大宮ハタプラザは、旧大宮市中心部の製糸工場跡地に1970年に開業しました。この施設は、3つの映画館「プラザ劇場」「ハタシネマ1」「ハタシネマ2」、ボウリング場「ハタボウル」、クラシックカー博物館「ハタ・クラシックカー博物館」などで構成されていました。映画館は特に地域住民に親しまれ、「映画はハタプラザ」という言葉が生まれるほどでした。

しかし、2000年代に入ると、近隣にシネマコンプレックスが開業した影響で観客数が減少し、2006年6月18日に建物の老朽化を理由に閉鎖されました。跡地には超高層マンション「グランドミッドタワーズ大宮」が建設され、2011年8月に竣工しました。

映画館の詳細

プラザ劇場：500人収容で、主に洋画の大作や話題作を上映していました。日本劇場（現TOHOシネマズ日劇）系の作品が中心でした。
ハタシネマ1：280人収容で、洋画を上映していました。終盤期には日劇プラザ（現TOHOシネマズ日劇）系の作品が中心でした。
* ハタシネマ2：280人収容で、主に丸の内ルーブル系の洋画を上映していました。

ハタ・クラシックカー博物館

世界的に貴重なクラシックカーを約100台展示しており、1910年から1970年代の希少な車種が並んでいました。1948年式のデラヘイ135Mやブガッティなどが展示され、スロットカーのコースも併設されていました。2006年7月2日に閉館しました。

本八幡ハタボウル

千葉県市川市の本八幡ハタボウルは、八幡ハタビルの5階にあったボウリング場です。28レーンを備えていましたが、2019年6月に閉館しました。

ハタプラザは、各地域で娯楽施設として親しまれていましたが、時代の変化とともにその姿を消しました。しかし、各施設があった場所は再開発され、新たな形で地域に貢献しています。

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