パソコンショップ

パソコンショップとは

パソコンショップは、パーソナルコンピュータ（パソコン）を主な商品として扱う小売店です。1980年代初頭までは、マイクロコンピュータ（マイコン）を扱うお店として「マイコンショップ」と呼ばれていましたが、NEC PC-9801の登場以降、「パソコンショップ」という名称が広く使われるようになりました。

パソコンショップの種類

パソコンショップは、その成り立ちや扱う商品によっていくつかの種類に分類できます。以下に主な種類を解説します。

電子部品・無線系：電子部品やアマチュア無線機器を扱っていた業者が、パソコンも取り扱うようになったものです。1970年代頃から存在していました。
メーカー系：パソコンメーカーが、自社または子会社・関連会社を通じて運営するショップです。自社製品を中心に扱ったり、専門コーナーを設けることが多いです。
カメラ系：カメラ専門[[店]]が、パソコンの取り扱いを始めたものです。
家電量販系：一般家電製品を扱う量販店が、パソコンの取り扱いを始めたものです。1990年代後半以降に多く見られるようになりました。メーカー製の完成品が中心で、自作用パーツはあまり扱われません。一部量販店には、パソコンに特化した店舗も存在します。
その他：上記以外にも、当初からパソコンの取り扱いを目的として設立された企業、パソコンの流通を扱う物流業者が参入したケース、パソコンを趣味とする個人が設立したショップなど、様々な形態があります。

主な取扱商品

パソコンショップでは、以下のような商品を幅広く取り扱っています。

パソコン本体（メーカー製、ショップブランドなど）
パソコン周辺機器（マウス、キーボード、ディスプレイ、プリンターなど）
自作用パーツ（CPU、マザーボード、メモリ、グラフィックボードなど）、組み立て用工具
サプライ品（インクカートリッジ、用紙など）
記録メディア（USBメモリ、SDカードなど）
ケーブル類
清掃用品
ソフトウェア（オペレーティングシステム、オフィススイート、パソコンゲーム、アダルトゲームなど）
パソコン雑誌、書籍
パソコンデスク、チェアなどの家具
携帯電話・スマートフォンの機種変更やアクセサリ

パソコンショップチェーン

多くのパソコンショップは、特定の地域を中心に店舗網を広げ、チェーンストア化しています。また、自社の通信販売に対応する店舗も存在します。

現存する主なチェーン

ソフマップ（ビックカメラ傘下）
ZOA
アプライド
九十九電機（ヤマダ電機傘下のProject Whiteが運営）
ドスパラ（サードウェーブ運営）
じゃんぱら（サードウェーブエクスチェンジ運営）
パソコン工房（ユニットコム運営）
グッドウィル（ユニットコム運営）
PC DEPOT（ピーシーデポコーポレーション運営）
ショップインバース（インバースネット運営）
大西ジム（大西事務運営）

店舗網展開を取りやめたチェーン

OAシステムプラザ（オーエー・システム・プラザ運営）
TWO TOP（ユニットコム運営。パソコン工房もしくはBUY MOREブランドに移管）
Faith（ユニットコム運営。パソコン工房もしくはBUY MOREブランドに移管）
BUY MORE（ユニットコム運営。現在は秋葉原に1店舗のみ）
KOUZIRO（ヤマダ電機に吸収合併）
ゼロワンショップ（キヤノン販売（現キヤノンマーケティングジャパン）運営）

法人格が消滅したチェーン

スタンバイ
日本インコム
T-ZONE（以前は主要都市に店舗網があったが、最終的に秋葉原のみになり閉店）
メディアバレー（ダイエー・メディア・ソリューションズ運営。ダイエーグループの再編により消滅）
パソコンのイシダ（北海道内で大手チェーンとして展開。Windows 95発売直前に倒産）

関連情報

家電量販[[店]]
自作パソコン

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