ヒカリオーソ

ヒカリオーソは、日本の競走馬であり、2019年の東京ダービー（SI）と戸塚記念（SI）を制覇したことで知られています。また、2020年の川崎記念（JpnI）では2着に入り、その実力を示しました。

デビューから重賞初制覇

2018年、デビュー3戦目で瀧川寿希也騎手を背に4馬身差の快勝を収めると、続く重賞挑戦2戦目の平和賞では、翌年の南関東牝馬二冠馬となるトーセンガーネットを3/4馬身差で退けて逃げ切り勝ちを収め、重賞初勝利を飾りました。この勝利は、ヒカリオーソの才能が開花した瞬間でした。

南関東クラシック戦線と主戦騎手の変更

明け3歳となった2019年、重賞に昇格した雲取賞を制覇しましたが、続く京浜盃で競走中に鼻出血を発症し、南関東三冠の初戦である羽田盃には出走できませんでした。この時期には、瀧川騎手が引退したため、山崎誠士騎手が新たな主戦騎手となりました。

東京ダービー制覇

山崎騎手との初コンビで臨んだ東京ダービーでは、3コーナーから先頭に立ち、追い込んできた羽田盃馬ミューチャリーに2馬身差をつけて優勝しました。この勝利は、ヒカリオーソだけでなく、山崎騎手にとっても、父親が成し遂げられなかった東京ダービー制覇という大きな意味を持つものでした。さらに同年、地元川崎で行われた戸塚記念も制覇し、その強さを改めて証明しました。

ダートグレード競走での活躍

2020年、全日本2歳優駿、ジャパンダートダービーに続く3度目のダートグレード競走挑戦となった川崎記念では、スタートで出遅れ後方からの競馬となりました。しかし、直線ではデルマルーヴルと並んで追い上げ、先に抜け出したミューチャリーを猛追し、最後はチュウワウィザードから6馬身差の2着に入りました。ミューチャリーも4着に入り、南関東所属馬が掲示板に2頭入るのは、2015年以来5年ぶり、南関東クラシック三冠競走の勝ち馬が2頭入るのは2008年以来12年ぶりの快挙でした。

不振と地方競馬への移籍

しかし、その後は同年のブリリアントカップ、日本テレビ盃で2度、3度目の鼻出血を発症するなど、不振が続きました。2022年5月18日の川崎マイラーズ（12着）を最後に、高知競馬場の別府真司厩舎に移籍しました。収得賞金が2年以上なかったため、高知競馬では最下級条件からの再出発となりましたが、その後は順調にクラスを上げ、2023年7月以降は重賞にも参戦しています。

血統

近親にはライデンリーダー（2代母マイムーンの半姉）がいます。

競走成績

ヒカリオーソの競走成績は、netkeiba.com、JBISサーチ、nankankeiba.comに基づいています。

競走成績は2025年1月19日現在のものです。

詳細な競走成績については、以下の外部サイトをご参照ください。
netkeiba
スポーツナビ
KEIBA.GO.JP
JBISサーチ

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