ペルージャ県

ペルージャ県（Provincia di Perugia）は、イタリア共和国ウンブリア州に属する県の一つであり、同州の北東部に位置しています。県都ペルージャはウンブリア州の州都でもあります。この県はウンブリア州の約75%を占める広大な面積を持ち、東はマルケ州、西はトスカーナ州、南はラツィオ州と隣接しています。

地理

ペルージャ県は、ウンブリア州を構成する2つの県のうち、北東側に位置しています。県都ペルージャは、テルニの北北西約84km、シエーナの東南東約89km、アンコーナの西南西約107km、フィレンツェの南東約118km、そして首都ローマの北約105kmの距離にあります。

隣接する県

北：ペーザロ・エ・ウルビーノ県（マルケ州）
北東：アンコーナ県（マルケ州）
東：マチェラータ県（マルケ州）
南東：アスコリ・ピチェーノ県（マルケ州）
南：リエーティ県（ラツィオ州）
南西：テルニ県
西：シエーナ県（トスカーナ州）
北西：アレッツォ県（トスカーナ州）

主要な都市

ペルージャ県には多くの都市が点在しており、特に人口が多いのは以下の都市です（2001年国勢調査に基づく）。

ペルージャ：114,523人
フォリーニョ：43,177人
チッタ・ディ・カステッロ：21,656人
スポレート：20,073人
バスティーア・ウンブラ：15,090人
グッビオ：14,043人

その他、アッシジなども重要な都市として知られています。

行政区画

ペルージャ県は59のコムーネ（基礎自治体）で構成されています。以下に人口上位10のコムーネを、ISTATコードと2024年1月1日現在の人口とともに示します。

(表は割愛)

観光

ペルージャ県には、ユネスコの世界遺産に登録されている観光名所がいくつか存在します。これらの遺産は、歴史的・文化的価値が高く、多くの観光客を魅了しています。

世界遺産

アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群（アッシジ）：中世の面影を残す美しい街並みと、聖フランチェスコにゆかりのある修道院が有名です。
イタリアのロンゴバルド族：権勢の足跡 (568-774年)の一部：
サン・サルヴァトーレ聖堂（スポレート）：ロンゴバルド族の建築様式を代表する聖堂です。
クリトゥンノの小神殿（カンペッロ・スル・クリトゥンノ）：古代ローマ時代の神殿跡です。

これらの観光スポットは、ペルージャ県の豊かな歴史と文化を物語っています。自然景観も美しく、訪れる人々を魅了します。

関連項目

イタリアの県の一覧

外部リンク

県公式サイト (イタリア語)

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