ボートピア呉

ボートピア呉について

ボートピア呉（ボートピアくれ）は、宮島競艇施行組合の管理のもと、広島県呉市に設置されている競艇場外発売所です。この施設は、「折本マリンビル」に位置し、1号館と2号館の1階および2階に一般席が開放されています。さらに、2号館の4階には有料指定席も存在します。また、ボートピア呉内には、兵庫県競馬組合による場外勝馬投票券の販売所であるDASH呉（ダッシュくれ）も併設されています。

概要

2015年4月から、宮島競艇施行組合がボートピア呉の単独管理施行者となり、全国の競走（SG、プレミアムGI、ナイター競走を含む）を発売しています。総じて5～6の競走を扱い、トータリゼーターには富士通フロンテックが採用されています。このシステムでは、最大で8場の競走を調整することが可能です。賭式には、三連勝単式や二連勝複式など多様な選択肢が用意されており、すべての窓口で100円単位での購入が可能です。加えて、全国相互払戻サービス「どこでもはらいおん」にも対応しており、他場で購入した投票券の払い戻しについてもスムーズな対応が行われています。

DASH呉は、同じくマリンコーポレーション株式会社に管理委託されており、お互いに富士通製の発券機を導入しています。DASH呉では、日本トーターや日本ベンダーネット製の発券機を利用した地域の場外競馬券については、事前に問い合わせが必要です。

歴史

ボートピア呉は、競艇の場外発売場として非常に長い歴史があります。1992年12月24日、徳山競艇専用の場外として初めて営業を開始しました。また、当初の管理者は徳山市と光市でしたが、のちに競艇場同士の競合による運営形態の見直しが行われました。1996年には、宮島競艇との関係性が深まり、新たに改修したトータリゼーターを用いて運営が開始されました。

その後、宮島競艇施行組合は、徳山競艇との賃借交渉が難航し、2001年には新たな場外として「ボートピア呉宮島」を開設。その結果、2004年には徳山の訴訟も却下され、新たに設けた施設が正式に稼働することになりました。しかし、徳山はボートピア呉宮島のオープンに伴い、経営面での影響を受け、売上が減少する局面も存在しました。

混乱が続く中、2015年4月に周南市と宮島競艇施行組合の経営統合が成立し、両者が協力して「ボートピア呉」としてリニューアルオープンしました。この経営統合により、運営効率が向上し、収益構造も改善されました。

発売・払戻時間

ボートピア呉やDASH呉では、毎日10:00から当日の最終レース発走時刻の15分後まで、発売・払戻が行われます。

交通アクセス

JR西日本呉線の呉駅から徒歩3分の距離に位置し、広島呉道路の呉ICからは約1キロメートル南に進んだ場所にあります。また、1号館の上層部分には駐車場が完備されており、訪れやすい立地となっています。

ボートピア呉は、地域の競艇ファンにとって欠かせない存在となっており、多くの人々に利用されています。

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