マーク・ヤングブラッド

マーク・ヤングブラッド

マーク・ヤングブラッド（Mark Youngblood、本名：Mark Romero、1963年7月21日 - ）は、アメリカ合衆国出身の元プロレスラーです。プロレスラー一家に生まれ、父リッキー・ロメロ、兄ジェイ・ヤングブラッド、弟クリス・ヤングブラッドもプロレスラーとして活躍しました。

インディアンギミックのベビーフェイスとして知られ、特に弟クリスとのタッグチーム「レネゲード・ウォリアーズ」での活躍は、多くのファンを魅了しました。

来歴

1981年7月、マーク・ロメロの本名でプロレスデビュー。翌1982年には、NWAセントラル・ステーツ地区で早くも頭角を現し、4月にはジン・ルイス、12月にはハーキュリーズ・ヘルナンデスを破り、TV王座を獲得しました。また、マイク・ジョージとのタッグでも活躍し、同タッグ王座を2度獲得しています。

その後、マーク・ヤングブラッドと改名し、NWAミッドアトランティック地区に参戦。兄ジェイと同様のインディアンギミックに変身し、人気を博しました。1984年にはTV王座を獲得し、ワフー・マクダニエルのパートナーとして、NWA世界タッグ王座も獲得しています。

フロリダでは、兄ジェイとのコンビで活動し、USタッグ王座を獲得。しかし、1985年9月、ジェイがオーストラリア遠征中に急逝。以降は、弟クリスをパートナーとして活動を継続しました。

1986年には、テキサス州ダラスのWCWA（WCCW）に参戦。世界タッグ王座争奪トーナメントでは準決勝まで進出しましたが、惜しくも敗退しました。

1987年からは、プエルトリコのWWCを主戦場とし、クリスとのタッグでWWC世界タッグ王座を再三獲得。同年11月には、全日本プロレスに初来日し、世界最強タッグ決定リーグ戦に出場しました。その後も、WWCを拠点に、数々の強豪チームとタッグ王座を争いました。

1990年代には、レネゲード・ウォリアーズとしてWCWに登場。ファビュラス・フリーバーズ、ナスティ・ボーイズ、フォー・ホースメンなど、当時のトップチームと激戦を繰り広げました。

その後、ダラスの新団体GWFを拠点とする一方、1992年以降は全日本プロレスの常連外国人チームとして、クリスと共に度々来日。1996年夏まで、通算8回に渡って全日本プロレスに参戦しました。古巣WWCでの活動を経て、1999年に引退。

引退後は、地元アマリロでプロレスラー養成所を開校し、後進の指導にあたっています。

得意技

トマホーク・チョップ
ドロップキック
ダイビング・クロス・ボディ

獲得タイトル

NWAセントラル・ステーツTV王座：1回
NWAセントラル・ステーツ・タッグ王座：2回（w / マイク・ジョージ）
NWAミッドアトランティックTV王座：1回
NWA世界タッグ王座（ミッドアトランティック版）：2回（w / ワフー・マクダニエル）
NWA USタッグ王座（フロリダ版）：2回（w / クリス・ヤングブラッド）
WCCW TV王座：1回
WWC世界タッグ王座：6回（w / クリス・ヤングブラッド）
WWCカリビアン・タッグ王座：3回（w / クリス・ヤングブラッド）
GWFタッグ王座：1回（w / クリス・ヤングブラッド）

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