ミシェル・マクール

ミシェル・マクール（Michelle McCool、本名：ミシェル・レイ・キャラウェイ）は、1980年1月25日生まれのアメリカ合衆国出身の元女子プロレスラー、ディーヴァです。フロリダ州パラトカで生まれ育ちました。

経歴
2004年、WWEのRAWで行われたディーヴァサーチに参加し、同年11月18日にスマックダウンでデビュー。ベビーフェイスとしてキャリアをスタートさせました。2005年には、WWEのファーム団体であるDeep South Wrestlingのトレーニングセンターで研鑽を積みました。

2006年 - 2007年
2006年6月2日、ミドルスクールの女教師というキャラクターでスマックダウンに復帰。KCジェームスとアイドル・スティーブンスのマネージャーを務めました。しかし、同年11月に体調不良と腰痛のため緊急入院。検査の結果、腎臓の肥大と電解質代謝異常が判明しましたが、退院後は自宅で療養しました。2007年3月30日に復帰し、ジリアン・ホールとの抗争を開始。5月にはRAWのビキニビーチブラスト・バトルロイヤルで勝利を収めました。9月からは、チャック・パルンボのマネージャーとして活動しました。

2008年 - 2011年
2008年4月、ディーバコンテストで優勝。しかし、結果に不満を持つビクトリアがナタリヤを連れてマクールと準優勝のチェリーを襲撃し、ビクトリア、ナタリヤとの抗争へと発展しました。7月20日、グレート・アメリカン・バッシュでナタリヤに勝利し、初代ディーヴァズ王座を獲得。同年12月、マリースに敗れ王座を失いますが、試合後には特別レフェリーを務めていたマリアを襲撃し、ヒールターンしました。

ヒール転向後は、主にマリアやイヴ・トーレスと抗争。王座を巡り、マリースとも激しい戦いを繰り広げました。2009年5月頃からはアリシア・フォックスを従え、ゲイル・キムやメリーナと抗争。6月28日のザ・バッシュでメリーナから女子王座を奪取しました。アリシアがRAWへ移籍してからは、レイラと共にメリーナ、イヴ、マリアと抗争。10月のディーバトレードでメリーナとイヴが移籍してくると、RAWから移籍してきたミッキー・ジェームスに対し、執拗な攻撃を仕掛けました。ミッキーを相手にTLCでの王座戦で女子王座を防衛しますが、ロイヤルランブルで王座を失いました。しかし、2月26日のSmackDown!で番組相談役のヴィッキー・ゲレロの助けもあり、再び王座に返り咲きました。その後、ベビーターンしたベス・フェニックスと抗争し、4月25日のエクストリーム・ルールズでの王座戦でベスに敗れ、王座を失いました。王座陥落後はレイラと行動を共にし始め、5月14日のスマックダウンでの2対1のハンディキャップマッチで、レイラが女子王者のベスからフォールを奪い、自身初のWWE女子王座を獲得。後にレイラとの共同王座となり、王座戦ではどちらかが闘うことになりました。

NXTシーズン2では、カヴァルを指導するプロとしてレイラと共にレイ・クールとして登場。8月からはレイラと共にRAWのディーヴァズ王者であるメリーナと抗争。9月のナイト・オブ・チャンピオンズで、ミシェル対メリーナの王座統一戦が行われ、ミシェルが勝利し、共同統一ディーヴァズ王者となりました。その後、ナタリヤと抗争し、王座を防衛し続けましたが、11月21日のサバイバー・シリーズでの2対1のハンディキャップマッチ形式の統一ディーヴァズ王座戦で敗れ、王座から陥落しました。

2011年4月、フェニックスとケリー・ケリーのタッグチームに敗れたことで、レイラとの間に不和が生じ、レイ・クールを解散。その後もレイラとの遺恨が残り、5月1日のエクストリーム・ルーズにおいて、ノーDQ・ノーカウントアウトルールの敗者追放シングルマッチが決定。この敗者追放マッチに敗れ、実際にWWEを退団しました。

2025年、WWE殿堂に迎えられました。

得意技
エンジェル・ウィングス
フェイス･ブリーカー（Faith Breaker）
ビッグブート
回し蹴り
ハイキック
スピニング・バックブリーカー
フライングクローズライン
MADT(Make a Diva Tap)

タイトル歴
WWE・ディーヴァズ王座 : 1回 (初代王者)
WWE・女子王座 : 2回
統一ディーヴァズ王座 : 1回
WWE殿堂：2025年

入場曲
Not Enough For Me

その他
2006年3月に高校時代から付き合って結婚した夫と離婚。
2009年5月にWWE日本公演のプロモーションのためにトリプルHとともに来日し、29日に行われた記者会見では、参加した和田アキ子にディーヴァズ王座のレプリカベルトを贈呈するパフォーマンスを見せました。
2010年6月にジ・アンダーテイカーと結婚。

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