ミップス・テクノロジーズ
MIPSテクノロジーズ（MIPS Technologies, Inc.）は、Wave Computing傘下のファブレス半導体企業であり、MIPSアーキテクチャと一連のRISC CPU開発で広く知られています。同社は、家庭用、ネットワーク用、モバイル用デジタル機器向けに命令セットアーキテクチャとコアを提供しており、自社では設計のみを行い、LSIメーカーにライセンスを供与するビジネスモデルを採用しています。
東芝、日本電気、ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）、フィリップス、LSIコーポレーションなど、多数のメーカーがMIPSアーキテクチャのライセンシーとなっています。これらの企業は、単独のCPUだけでなく、MIPSアーキテクチャのCPUコアを組み込んだシステムLSIを製造しています。
MIPSテクノロジーズには、スティーブ・ブランク（起業家）、ジョン・ヘネシー、デイヴィッド・ヒッツ（ネットアップ創業者）、アール・キリアン（MIPS III ISA 設計者）、ジョン・マシェイ（UNIX開発者）、ストラットン・スクラヴォス（ベリサイン元CEO）、スキップ・ストリッター（MC68000のチーフアーキテクト）など、多くの著名人が関わっていました。
2011年時点で、カリフォルニア州サニーベールの本社に加え、中国の上海とオレゴン州ビーバートンに開発拠点を持ち、台湾の新竹市、日本の東京、ドイツのレムシャイト、イスラエルのハイファに支社を構えていました。
2013年にはImagination Technologiesに買収されました。その後、2017年以降は投資会社Tallwood Venture Capitalによる買収や、2018年にはAIベンチャーのWave Computingによる買収を経て、複雑な経緯を辿りました。2019年には、中国のIPサプライヤおよびIC設計サービス会社であるCIP unitedが買収し、現在は同社がMIPSのライセンシーとなっています。
1984年、スタンフォード大学のジョン・ヘネシー教授を中心とする研究者グループが、マイクロプロセッサチップベンダーとしてミップス・コンピュータシステムズ (MIPS Computer Systems, Inc.) を設立しました。「MIPS」という名称は、スタンフォード大学で研究されていたRISCアーキテクチャ「パイプラインステージがインターロックしないマイクロプロセサ」の頭文字から取られています。
1988年、MIPSアーキテクチャはシリコングラフィックス (SGI) に採用され、SGIのコンピュータに搭載されました。1989年12月には株式公開を果たしました。
R2000とR3000マイクロプロセッサの開発後、経営陣は半導体設計企業からコンピュータ企業への転換を図りましたが、資金力不足によりチップとシステム両方の開発費の捻出に苦労しました。1992年、SGIはMIPSアーキテクチャのマイクロプロセッサの開発を確実にするため、同社を3億3300万ドルで買収し、ミップス・テクノロジーズとして完全子会社化しました。
SGIの下で、ミップスはR8000 (1994)、R10000 (1996)、R12000 (1997) などのマイクロプロセッサをリリースしました。しかし、1998年にSGIがItaniumアーキテクチャへの移行を決定したことで、開発中だったBeastとCapitanというコード名のマイクロプロセッサプロジェクトは中止されました。その結果、ミップスはスピンアウトし、MIPSアーキテクチャの知的資産ライセンスを販売し、プロセッサコアを設計する企業へと転換しました。
1998年6月30日、1株当たり14ドルで株式公開を行い、約1630万ドルを調達しました。1999年、SGIは事業の見直しを発表し、MIPSの新プロセッサは2002年までリリースを継続する一方で、インテルの新アーキテクチャもサーバーに採用していく方針を示しました。SGIは2000年頃に全保有株を売却し、MIPSはSGIの子会社ではなくなりました。
2008年初め、ミップスはプロセッサ事業部門の従業員28人を解雇しました。同年8月13日には、会計年度の第4四半期に1億850万ドルの赤字を計上し、従業員の15％を解雇すると発表しました。当時、従業員数は512名でした。
2010年、ジョン・ヘネシーの教え子だったSandeep VijがCEOに就任しました。Vijはザイリンクスやアルテラで役員を務めていた経歴を持ちます。EE Timesによると、2010年11月1日時点の従業員数は150人でした。一方、EDNの2008年8月14日の記事では500人以上の従業員がいたとされており、2008年から2010年の間に従業員を70％削減したことになります。
設立当初、「Rシリーズ」はソニーのNEWSなどのUNIXワークステーションやグラフィックスワークステーションで広く利用され、Windows NT（Ver.4まで）のターゲットCPUの一つでもありました。近年では、組み込み用CPUアーキテクチャとしての市場に注力しており、Windows CE機用として省電力タイプの「Rシリーズ」が広く利用されたほか、NINTENDO64、PlayStation、PlayStation 2、PlayStation Portableなどのゲーム専用機にも採用されています。
RISCの提唱者の一人であるヘネシーが始めたこともあり、MIPSアーキテクチャ（特にR2000）は、もう一人の提唱者であるパターソンによるバークレーRISCと並び、最も典型的なRISCとされています。
MIPSテクノロジーズのプロセッサアーキテクチャとコアは、家庭向けエンターテインメント機器、ネットワーク機器、通信機器などで使用されています。32ビットおよび64ビットのアーキテクチャと、32ビットのコアのライセンスを提供しています。
MIPS32アーキテクチャは、高性能な32ビット命令セットアーキテクチャ（ISA）であり、マイクロコントローラ、家庭用エンターテインメント機器、家庭用ネットワーク機器、携帯機器などに使用されています。MIPSの顧客企業は、このアーキテクチャを使用して独自のプロセッサを開発したり、MIPSから既製のコアをライセンス提供してもらったりできます。
MIPS32アーキテクチャのコアには、4K、M14K、24K、34K、74K、1004K（マルチコアおよびマルチスレッド）、1074K（スーパースケーラおよびマルチスレッド）といったファミリがあります。
MIPS64アーキテクチャは、高性能な64ビット命令セットアーキテクチャであり、Cavium NetworksやNetLogic Microsystemsなどの顧客企業を通じて、ネットワーク基盤装置に広く使用されています。
SmartCE（Connected Entertainment）は、Android、Adobe Flash platform for TV、Skype、Home Jinni ConnecTVなどのアプリケーションを統合したリファレンスプラットフォームです。SmartCEにより、顧客企業はより迅速に製品を開発できます。
MIPS製品は、AndroidやLinuxオペレーティングシステムと組み合わせて使用されることが多いです。Androidは、GoogleがLinuxカーネルをベースとして開発したオペレーティングシステムであり、プロセッサの種類を問わず動作します。MIPSは、当初Googleがターゲットとしていた携帯電話などの組み込み製品向けにAndroidを移植しました。2010年には、MIPSとライセンシーのSigma Designsが、Androidを初めてセットトップボックスに搭載することを発表しました。Androidの移植により、MIPSアーキテクチャのプロセッサがスマートフォンやタブレットで利用されるようになりました。
MIPSアーキテクチャ上で動作するリアルタイムオペレーティングシステムとしては、CMX System、eCosCentric、ENEA、Express Logic、FreeRTOS、Green Hills Software、LynuxWorks、Mentor Graphics、Micrium、QNX Software Systems、Quadros Systems Inc.、Segger、Wind Riverなどがあります。
MIPSテクノロジーズは、チップメーカーにプロセッサアーキテクチャをライセンス提供しており、ライセンシーは125社以上、毎年5億個以上のMIPSアーキテクチャのプロセッサが出荷されています。家電製品やポータブルメディアプレーヤーの製造企業にライセンシーが多く、Blu-ray Discプレーヤーの75％でMIPSアーキテクチャのプロセッサが使用されています。デジタルテレビやセットトップボックスでもMIPSアーキテクチャのプロセッサがよく使われています。ソニー・コンピュータエンタテインメントのPlayStation Portableは、R4000ベースのプロセッサを2つ使用しています。
ネットワーク分野のライセンシーとしては、Cavium NetworksやNetlogic Microsystemsがあり、CaviumのOCTEONファミリでは最大16個のMIPSコアを搭載した製品も存在します。NetlogicはMIPS64ベースのLinux対応プロセッサを出荷しています。スマートフォンやタブレット向けにMIPSアーキテクチャを採用しているライセンシーとしては、Actions SemiconductorやIngenic Semiconductorがあります。MIPSアーキテクチャのプロセッサを採用したタブレットとしては、Velocity MicroのCruzなどがあります。TCL集団はスマートフォンにMIPSアーキテクチャのプロセッサを採用しています。
その他のライセンシーとしては、10年以上にわたりMIPSベースのCPUを開発してきたBroadcom、PIC32マイクロコントローラにMIPSを採用したMicrochip Technology、Mobileyeなどがあります。
主要なライセンシー
東芝、日本電気、ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）、フィリップス、LSIコーポレーションなど、多数のメーカーがMIPSアーキテクチャのライセンシーとなっています。これらの企業は、単独のCPUだけでなく、MIPSアーキテクチャのCPUコアを組み込んだシステムLSIを製造しています。
著名な関係者
MIPSテクノロジーズには、スティーブ・ブランク（起業家）、ジョン・ヘネシー、デイヴィッド・ヒッツ（ネットアップ創業者）、アール・キリアン（MIPS III ISA 設計者）、ジョン・マシェイ（UNIX開発者）、ストラットン・スクラヴォス（ベリサイン元CEO）、スキップ・ストリッター（MC68000のチーフアーキテクト）など、多くの著名人が関わっていました。
グローバル展開
2011年時点で、カリフォルニア州サニーベールの本社に加え、中国の上海とオレゴン州ビーバートンに開発拠点を持ち、台湾の新竹市、日本の東京、ドイツのレムシャイト、イスラエルのハイファに支社を構えていました。
買収と変遷
2013年にはImagination Technologiesに買収されました。その後、2017年以降は投資会社Tallwood Venture Capitalによる買収や、2018年にはAIベンチャーのWave Computingによる買収を経て、複雑な経緯を辿りました。2019年には、中国のIPサプライヤおよびIC設計サービス会社であるCIP unitedが買収し、現在は同社がMIPSのライセンシーとなっています。
歴史
1984年、スタンフォード大学のジョン・ヘネシー教授を中心とする研究者グループが、マイクロプロセッサチップベンダーとしてミップス・コンピュータシステムズ (MIPS Computer Systems, Inc.) を設立しました。「MIPS」という名称は、スタンフォード大学で研究されていたRISCアーキテクチャ「パイプラインステージがインターロックしないマイクロプロセサ」の頭文字から取られています。
1988年、MIPSアーキテクチャはシリコングラフィックス (SGI) に採用され、SGIのコンピュータに搭載されました。1989年12月には株式公開を果たしました。
R2000とR3000マイクロプロセッサの開発後、経営陣は半導体設計企業からコンピュータ企業への転換を図りましたが、資金力不足によりチップとシステム両方の開発費の捻出に苦労しました。1992年、SGIはMIPSアーキテクチャのマイクロプロセッサの開発を確実にするため、同社を3億3300万ドルで買収し、ミップス・テクノロジーズとして完全子会社化しました。
SGIの下で、ミップスはR8000 (1994)、R10000 (1996)、R12000 (1997) などのマイクロプロセッサをリリースしました。しかし、1998年にSGIがItaniumアーキテクチャへの移行を決定したことで、開発中だったBeastとCapitanというコード名のマイクロプロセッサプロジェクトは中止されました。その結果、ミップスはスピンアウトし、MIPSアーキテクチャの知的資産ライセンスを販売し、プロセッサコアを設計する企業へと転換しました。
1998年6月30日、1株当たり14ドルで株式公開を行い、約1630万ドルを調達しました。1999年、SGIは事業の見直しを発表し、MIPSの新プロセッサは2002年までリリースを継続する一方で、インテルの新アーキテクチャもサーバーに採用していく方針を示しました。SGIは2000年頃に全保有株を売却し、MIPSはSGIの子会社ではなくなりました。
2008年初め、ミップスはプロセッサ事業部門の従業員28人を解雇しました。同年8月13日には、会計年度の第4四半期に1億850万ドルの赤字を計上し、従業員の15％を解雇すると発表しました。当時、従業員数は512名でした。
2010年、ジョン・ヘネシーの教え子だったSandeep VijがCEOに就任しました。Vijはザイリンクスやアルテラで役員を務めていた経歴を持ちます。EE Timesによると、2010年11月1日時点の従業員数は150人でした。一方、EDNの2008年8月14日の記事では500人以上の従業員がいたとされており、2008年から2010年の間に従業員を70％削減したことになります。
MIPSアーキテクチャ
設立当初、「Rシリーズ」はソニーのNEWSなどのUNIXワークステーションやグラフィックスワークステーションで広く利用され、Windows NT（Ver.4まで）のターゲットCPUの一つでもありました。近年では、組み込み用CPUアーキテクチャとしての市場に注力しており、Windows CE機用として省電力タイプの「Rシリーズ」が広く利用されたほか、NINTENDO64、PlayStation、PlayStation 2、PlayStation Portableなどのゲーム専用機にも採用されています。
RISCの提唱者の一人であるヘネシーが始めたこともあり、MIPSアーキテクチャ（特にR2000）は、もう一人の提唱者であるパターソンによるバークレーRISCと並び、最も典型的なRISCとされています。
テクノロジー
MIPSテクノロジーズのプロセッサアーキテクチャとコアは、家庭向けエンターテインメント機器、ネットワーク機器、通信機器などで使用されています。32ビットおよび64ビットのアーキテクチャと、32ビットのコアのライセンスを提供しています。
MIPS32アーキテクチャは、高性能な32ビット命令セットアーキテクチャ（ISA）であり、マイクロコントローラ、家庭用エンターテインメント機器、家庭用ネットワーク機器、携帯機器などに使用されています。MIPSの顧客企業は、このアーキテクチャを使用して独自のプロセッサを開発したり、MIPSから既製のコアをライセンス提供してもらったりできます。
MIPS32アーキテクチャのコアには、4K、M14K、24K、34K、74K、1004K（マルチコアおよびマルチスレッド）、1074K（スーパースケーラおよびマルチスレッド）といったファミリがあります。
MIPS64アーキテクチャは、高性能な64ビット命令セットアーキテクチャであり、Cavium NetworksやNetLogic Microsystemsなどの顧客企業を通じて、ネットワーク基盤装置に広く使用されています。
SmartCE（Connected Entertainment）は、Android、Adobe Flash platform for TV、Skype、Home Jinni ConnecTVなどのアプリケーションを統合したリファレンスプラットフォームです。SmartCEにより、顧客企業はより迅速に製品を開発できます。
オペレーティングシステム
MIPS製品は、AndroidやLinuxオペレーティングシステムと組み合わせて使用されることが多いです。Androidは、GoogleがLinuxカーネルをベースとして開発したオペレーティングシステムであり、プロセッサの種類を問わず動作します。MIPSは、当初Googleがターゲットとしていた携帯電話などの組み込み製品向けにAndroidを移植しました。2010年には、MIPSとライセンシーのSigma Designsが、Androidを初めてセットトップボックスに搭載することを発表しました。Androidの移植により、MIPSアーキテクチャのプロセッサがスマートフォンやタブレットで利用されるようになりました。
MIPSアーキテクチャ上で動作するリアルタイムオペレーティングシステムとしては、CMX System、eCosCentric、ENEA、Express Logic、FreeRTOS、Green Hills Software、LynuxWorks、Mentor Graphics、Micrium、QNX Software Systems、Quadros Systems Inc.、Segger、Wind Riverなどがあります。
ライセンスと製品
MIPSテクノロジーズは、チップメーカーにプロセッサアーキテクチャをライセンス提供しており、ライセンシーは125社以上、毎年5億個以上のMIPSアーキテクチャのプロセッサが出荷されています。家電製品やポータブルメディアプレーヤーの製造企業にライセンシーが多く、Blu-ray Discプレーヤーの75％でMIPSアーキテクチャのプロセッサが使用されています。デジタルテレビやセットトップボックスでもMIPSアーキテクチャのプロセッサがよく使われています。ソニー・コンピュータエンタテインメントのPlayStation Portableは、R4000ベースのプロセッサを2つ使用しています。
ネットワーク分野のライセンシーとしては、Cavium NetworksやNetlogic Microsystemsがあり、CaviumのOCTEONファミリでは最大16個のMIPSコアを搭載した製品も存在します。NetlogicはMIPS64ベースのLinux対応プロセッサを出荷しています。スマートフォンやタブレット向けにMIPSアーキテクチャを採用しているライセンシーとしては、Actions SemiconductorやIngenic Semiconductorがあります。MIPSアーキテクチャのプロセッサを採用したタブレットとしては、Velocity MicroのCruzなどがあります。TCL集団はスマートフォンにMIPSアーキテクチャのプロセッサを採用しています。
その他のライセンシーとしては、10年以上にわたりMIPSベースのCPUを開発してきたBroadcom、PIC32マイクロコントローラにMIPSを採用したMicrochip Technology、Mobileyeなどがあります。
沿革
- - 1981年：スタンフォード大学のジョン・ヘネシー率いるチームがMIPS RISCアーキテクチャプロジェクトを開始
- - 1984年：ジョン・ヘネシー、Skip Stritter、John Moussourisらがミップス・コンピュータシステムズを創業
- - 1986年：最初の製品R2000マイクロプロセッサ、UNIXワークステーション、最適化コンパイラをリリース
- - 1988年：R3000をリリース
- - 1989年：ミップス・コンピュータシステムズとして最初のIPO
- - 1991年：R4000をリリース
- - 同年：自社開発したRC6260サーバがクボタコンピュータから販売開始
- - 1992年：SGIに買収され、ミップス・テクノロジーズと改称（SGIの100%子会社）
- - 1994年：R8000をリリース
- - 1996年：R10000をリリース
- - 1998年：ミップス・テクノロジーズとして再度ナスダックにIPO
- - 2002年：イギリスのAlgorithmics Ltdを買収
- - 2005年：First Silicon Solutions (FS2) を買収し、完全子会社化
- - 2007年：ポルトガルのアナログIPコア企業Chipideaを買収
- - 2009年：Linux Foundationに参加
- - 2009年：ChipideaをSynopsysに売却
- - 2009年：AndroidをMIPSアーキテクチャに移植
- - 2009年：オープン・ハンドセット・アライアンスに参加
- - 2011年：初のMIPSベースのAndroid搭載セットトップボックスをCESで公開
- - 2011年：Android 3.0 “Honeycomb” をMIPSアーキテクチャに移植
- - 2012年：Imagination Technologiesに特許の一部を売却
- - 2013年：Imagination Technologiesに買収される
- - 2017年：Tallwoodが買収
- - 2018年：Wave Computingが買収
- - 2019年：CIP unitedが買収
- - 2022年：RISC-Vアーキテクチャを採用したeVocoreプロセッサ製品を公表
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