メトロポリス・パート2: シーンズ・フロム・ア・メモリー

『メトロポリス・パート2：シーンズ・フロム・ア・メモリー』は、プログレッシブ・メタルバンド、ドリーム・シアターが1999年に発表したスタジオ・アルバムです。

このアルバムは、キーボーディストのジョーダン・ルーデスが参加して初めての作品です。1992年に発表されたアルバム『イメージズ・アンド・ワーズ』に収録されている楽曲「メトロポリス」の続編であり、バンド初のコンセプト・アルバムとして制作されました。アルバム全体を通して、悪夢に悩まされる青年ニコラスが、過去の人生を巡る物語が展開されます。

アルバム構成と特徴

このアルバムは、楽曲間の繋がりが重視されている点も特徴です。最終曲「ファイナリー・フリー」の終わりに流れるサウンドは、次作『シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス』のオープニング曲「グラス・プリズン」へと繋がっています。同様の手法は、『オクタヴァリウム』まで継続されました。

また、ドリーム・シアターのオフィシャルブートレグ専門レーベル「YtseJam Records」からは、本作の制作過程を収録したアルバム『The Making of Scenes From A Memory』がリリースされています。ファンにとっては貴重な資料と言えるでしょう。

収録曲

アルバムには、以下の楽曲が収録されています。（曲名は省略）

チャート順位

Billboard 200: 最高73位
Billboard Top Internet Albums: 最高2位
UK Album Chart: 最高131位
オリコン: 最高19位

参加ミュージシャン

ジェイムズ・ラブリエ：ボーカル
ジョン・ペトルーシ：7弦ギター、エレクトリック・ギター、バッキングボーカル
ジョン・マイアング：6弦ベース（エレクトリックベース）
ジョーダン・ルーデス：キーボード
* マイク・ポートノイ：ドラムス・パーカッション、バッキングボーカル

『メトロポリス・パート2：シーンズ・フロム・ア・メモリー』は、ドリーム・シアターの音楽性を代表する作品の一つとして、プログレッシブ・メタルファンから高く評価されています。複雑な構成とドラマティックな展開、そして高度な演奏技術が融合した、聴きごたえのあるアルバムです。

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