ラクイラ県

ラクイラ県について

ラクイラ県（Provincia dell'Aquila）は、イタリア共和国アブルッツォ州に属する県です。県都はラクイラであり、アブルッツォ州の州都でもあります。県名表記は「ラークイラ県」「アクイラ県」「アークイラ県」などと表記されることもあります。

地理

ラクイラ県はアブルッツォ州の西部に位置する内陸の県で、南東にモリーゼ州、西にラツィオ州と接しています。県都ラクイラは県域の北西部に位置し、リエーティから東へ約45km、ペスカーラから西南西へ約68km、首都ローマから北東へ約92km、ペルージャから南東へ約118kmの距離にあります。

隣接する県は以下の通りです。

北: テーラモ県
東: ペスカーラ県、キエーティ県
南東: イゼルニア県（モリーゼ州）
南: フロジノーネ県（ラツィオ州）
西: ローマ県（ラツィオ州）
北西: [[リエーティ県]]（ラツィオ州）

県の南東部には、アブルッツォ・ラツィオ・モリーゼ国立公園が広がっており、豊かな自然が保護されています。

主要な都市

2001年の国勢調査に基づくと、人口1万人以上の都市は以下の通りです。

ラクイラ: 43,575人
アヴェッツァーノ: 35,666人
スルモーナ: 22,205人
チェラーノ: 10,148人

これらの都市は、県の経済や文化の中心地として重要な役割を果たしています。

災害

ラクイラ県は、2009年に発生したラクイラ地震によって大きな被害を受けた地域としても知られています。この地震により、多くの建物が倒壊し、住民生活に大きな影響を与えました。現在も復興に向けた取り組みが続けられています。

人物

著名な出身者として、以下の人物が挙げられます。

ベネデット・クローチェ: 19世紀から20世紀にかけて活躍した哲学者・歴史学者。ペスカッセーロリ出身です。

その他

ラクイラ県は、豊かな自然と歴史的な建造物が調和した魅力的な地域です。観光地としても人気があり、多くの人々が訪れます。

脚注

関連情報へのリンクは以下の通りです。

イタリアの県の一覧
ラクイラ地震

外部リンク

県公式サイト (イタリア語)

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