ルネッサながと

ルネッサながとは、山口県長門市仙崎に位置する、劇場、体育館、およびそれらに付帯する施設が一体となった複合文化施設です。

この施設の名称「ルネッサ」は、フランス語の「ルネサンス（文芸復興）」に由来する造語で、文化の振興を目指す思いが込められています。2000年にオープンし、公益財団法人長門市文化振興財団が指定管理者として運営を行っています。

劇場

劇場は、山口県条例に基づいた県有施設であり、正式名称は「山口県民芸術文化ホールながと」です。また、「山口県立劇場 ルネッサながと」と呼ばれることもあります。

大ホールはプロセニアム形式の劇場で、固定席が812席あります。長門市に近松門左衛門の出生説があることから、この劇場は芝居小屋をイメージした造りとなっており、桟敷席が設けられているのが特徴です。

舞台は49m×18mの広さを持ち、廻り舞台、花道、文楽廻し、奈落、すっぽんなど、国立劇場にも匹敵する本格的な舞台装置を備えています。これにより、歌舞伎や文楽などの伝統芸能から、各種イベントまで幅広く対応可能です。年間を通じて、様々な公演やイベントが開催されています。

劇場内には、文化情報ギャラリーや各種会議室も併設されており、多目的に利用できます。

体育館

体育館は、長門市条例に基づく市有施設で、正式名称は「ながと総合体育館」です。

45.0m×34.0mのアリーナは、バレーボールコートであれば最大3面、バスケットボールコートであれば最大2面を設けることができます。固定観客席は804席とやや少なめですが、地域のイベントを中心に活用されています。

体育館には、卓球などに使用できる軽運動室やトレーニングルームも設けられており、市民の健康増進に貢献しています。

その他

施設内にはレストランが併設されており、食事を楽しむことができます。また、同じ敷地内には長門市立図書館（別棟）があり、周辺は公園として整備されています。

周辺施設

ルネッサながとの周辺には、以下の施設があります。

長門総合病院
山口県立大津緑洋高等学校
深川養鶏農業協同組合
フジ長門店
住友大阪セメント山口事業所

交通アクセス

ルネッサながとへのアクセスは以下の通りです。

鉄道: JR山陰本線長門市駅、またはJR山陰本線（仙崎支線）仙崎駅から、ブルーライン交通バス長門市内循環線で「図書館前」下車、徒歩すぐ。または、タクシーで約5分。
自動車:
中国自動車道美祢ICから約35分。
中国自動車道美祢東JCTから小郡萩道路絵堂IC経由で約30分。
山陰自動車道三隅ICから約10分。

関連項目

ルネッサながとに関連する施設として、以下があります。

シンフォニア岩国: 山口県民文化ホールいわくにとして知られ、クラシック音楽に特化したホールです。
秋吉台国際芸術村: 芸術文化の振興を目的とした施設です。
ラポールゆや（油谷文化会館）: 長門市内の文化会館の一つです。

外部リンク

ルネッサながと公式サイト)
* 山口県文化振興課)

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