ローレルレーシング

株式会社ローレルレーシングは、日本中央競馬会（JRA）に馬主登録を行っているクラブ法人です。愛馬会法人である「株式会社ローレルクラブ」から匿名組合契約に基づき競走馬の現物出資を受け、中央競馬をはじめとする様々なレースに競走馬を出走させています。

同クラブの勝負服の柄は、鮮やかな海老色に白玉霰が散りばめられたデザインが特徴的です。また、所有する競走馬の冠名には一貫して「ローレル」が用いられています。

概要

ローレルレーシングの始まりは、意外にも飲食店からでした。元々、先物取引などを手掛けていたカネツ商事株式会社の本社正面で飲食店を営んでいた菊地忠雄氏が、店を売却。カネツ商事の関連会社として競走馬を扱うカネツ株式会社を設立したのが始まりです。

その後、カネツ競走馬株式会社へと社名変更が行われましたが、当初は現在の一口馬主という形式とは異なり、オーナーズクラブのような形態でした。より多くの人々が競走馬に関わる機会を提供するため、募集口数を増やす目的でクラブ法人、現在のローレルレーシングへと移行しました。

歴史

1960年9月 - カネツ商事株式会社の関連会社として、カネツ株式会社が設立
1964年1月30日 - カネツ株式会社からカネツ牧場株式会社へ商号変更。同年12月28日には合資会社カネツ牧場が設立
1965年4月20日 - カネツ牧場株式会社からカネツ競走馬株式会社へ商号変更
2001年4月4日 - カネツ競走馬株式会社から株式会社ローレルレーシングへ商号変更
2010年 - ローレルゲレイロが2009年度JRA賞最優秀短距離馬に選出

主な所有馬

引退馬

カネツフルーヴ（2002年帝王賞、2003年川崎記念、オグリキャップ記念、ダイオライト記念）
フィーユドゥレーヴ（2003年函館2歳ステークス）
ローレルアンジュ
ローレルゲレイロ（2008年東京新聞杯、阪急杯、2009年高松宮記念、スプリンターズステークス）

カネツ名義時

カネツセーキ（1961年函館3歳ステークス、朝日杯3歳ステークス）

カネツ競走馬名義時

カネツクロス（1995年エプソムカップ、鳴尾記念、1996年アメリカジョッキークラブカップ）

ローレルクラブ（愛馬会法人）

ローレルクラブの代表者は、ロッキータイガーなどを生産した松浦牧場の2代目代表である松浦快之氏が務めています。

関連項目

一口馬主

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