ヴィヴェンディ

ヴィヴェンディ（Vivendi SE）

ヴィヴェンディは、フランスを拠点とするエンターテイメント、メディア、通信企業であり、幅広いビジネスを展開しています。1853年にジェネラル・デ・ゾー社として設立され、以来、様々な業種に進出してきました。1990年代にはメディアと電気通信分野に進出し、2000年にはカナル・プリュスやシーグラムとの合併を果たして「ヴィヴェンディ・ユニバーサル」と改名されました。2006年には現在の「ヴィヴェンディ」に再改称されています。

沿革

1853年 - 1990年代

• - 1853年: 会社の創業は水道事業から始まり、Compagnie générale des eauxが設立されました。
• - 1980年代: 廃棄物処理やエネルギーサービス、建設業、運輸業、不動産業へと多様化を進めます。
• - 1983年: 有料テレビ局Canal+への出資を始め、エンターテイメント市場に足を踏み入れます。

1990年代 - 2000年代

• - 1987年: 無線電話会社SFRを設立し、通信分野に進出。
• - 1996年: ジャン・マリエ・メシエがCEOに就任、同年Cegetelを設立。
• - 1998年: 社名をVivendiに変更し、Havasを買収。メディア戦略が強化されました。
• - 2000年: 建設部門や水道部門を分社化し、エンターテインメント事業を強固にするために、カナル・プリュスとシーグラムとの合併で「ヴィヴェンディ・ユニバーサル」を設立。

2001年 - 2010年代

• - 2001年: MP3.comやHoughton Mifflinを買収し、デジタルメディアへの進出が進みました。
• - 2006年: ヴィヴェンディに改称し、エンターテインメント事業を再編。
• - 2008年: 傘下のゲーム部門がアクティビジョンと合併しアクティビジョン・ブリザードが誕生。
• - 2011年: ユニバーサル ミュージック グループがEMIのレコード部門を取得。

2010年代後半 - 2020年代

• - 2013年: アクティビジョン・ブリザードの株を売却し、同社の傘下から外れました。
• - 2015年: Dailymotionを買収し、デジタルコンテンツ事業を強化。
• - 2020年: ユニバーサル ミュージック グループの10%をテンセントに売却し、ラガルデール社の株主となりました。
• - 2023年: 編集出版部門Editisを売却し、ラガルデールとの企業結合が実施されました。

主要事業・傘下企業

ヴィヴェンディの主要なビジネスは、メディア、エンターテインメント、通信にわたり、多くの子会社を持っています。代表的な子会社には、Groupe Canal+、Havas、Gameloftなどがあります。これらの企業は、テレビ、広告、ゲームなど、多岐にわたるサービスを提供し、国内外での影響力を強化しています。

主要投資先

ヴィヴェンディは、ユニバーサル ミュージック グループの10.02%の株式を保有し、音楽業界においても重要な役割を果たしています。今後も様々な市場において戦略的な投資を行い、事業の拡大を目指しています。

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