ヴィヴェンディ・ユニバーサルゲームズ

ヴィヴェンディ・ゲームズは、かつてフランスのメディアコングロマリット、ヴィヴェンディグループの中核を担ったゲームパブリッシャーです。同社は、傘下にシエラ・エンターテインメントやブリザード・エンターテイメントといった著名なゲーム開発会社を抱え、数々の世界的ヒット作を世に送り出してきました。

日本市場においては、当初はゲームソフトのライセンス供与という形で展開していましたが、2004年以降は直接参入を果たし、日本国内のゲームファンにもその名を知られるようになりました。日本国内でのゲームソフト関連事業においては、「ビベンディ ユニバーサル ゲームズ」という名称が用いられることが一般的でした。また、「Vivendi Games」や「VU Games」といった略称も用いられていました。

ヴィヴェンディ・ゲームズが手掛けた主なゲームタイトルとしては、以下のものが挙げられます。

ウォークラフトシリーズ：ファンタジー世界を舞台にしたRTS（リアルタイムストラテジー）ゲームで、世界中で熱狂的なファンを獲得しました。
ディアブロシリーズ：見下ろし視点のアクションRPGで、ハックアンドスラッシュの爽快感とダークな世界観が魅力です。
スタークラフト：SF世界を舞台にしたRTSゲームで、eスポーツシーンでも人気を博しました。
ハーフライフ：一人称視点シューティングゲームで、革新的なゲームシステムとストーリー展開が評価されました（現在はエレクトロニック・アーツが販売）。
クラッシュ・バンディクーシリーズ：PlayStationを代表するアクションゲームで、可愛らしいキャラクターとコミカルなアクションが特徴です。
スパイロ・ザ・ドラゴンシリーズ：こちらもPlayStationを代表するアクションゲームで、ドラゴンを操作して冒険するファンタジー世界が人気を博しました。
紅忍 血河の舞：スタイリッシュなアクションアドベンチャーゲームです。
ロボッツ（ゲーム版）：映画をゲーム化した作品です。
* ヴァン・ヘルシング（ゲーム版）：映画をゲーム化した作品です。

2007年12月2日、ヴィヴェンディ・ゲームズはアクティビジョンとの合併を発表し、ゲーム業界に大きな衝撃を与えました。そして、2008年7月10日には、社名もアクティビジョン・ブリザードへと変更されました。これにより、ヴィヴェンディ・ゲームズの名前は消滅しましたが、同社が培ってきたゲーム開発のノウハウや、所有していた人気ゲームタイトルは、アクティビジョン・ブリザードへと引き継がれ、現在も世界中のゲームファンに楽しまれています。

ちなみに、ヴィヴェンディ・ゲームズの旧社名はユニバーサル インタラクティブ スタジオでした。

Sierra Entertainment（英語）

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