三井アウトレットパーク 滋賀竜王

三井アウトレットパーク 滋賀竜王

滋賀県蒲生郡竜王町に位置する「三井アウトレットパーク 滋賀竜王」は、豊かな自然環境を生かした「環境共生型アウトレットモール」をコンセプトに掲げています。三井不動産が開発・運営するこのアウトレットモールは、2010年7月8日に開業し、京滋エリア初のアウトレットとして注目を集めました。当時、近畿地方では3施設目となるこの施設は、三井アウトレットパーク入間、三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島に次ぐ、日本で3番目の規模を誇ります。

特徴

開業当初から、日本初出店となる25店舗、関西初出店となる49店舗を含む、バラエティ豊かなテナント構成が魅力です。コンビニエンスストアのファミリーマートは、アウトレットへの出店としては三井アウトレットパーク入間に続き2店舗目となります。

鉄道駅は近隣にありませんが、想定商圏人口は約1,000万人以上と非常に広く、滋賀県内はもちろんのこと、近畿地方（京都府、大阪府、奈良県、兵庫県）、北陸地方（福井県、石川県）、東海3県（三重県、岐阜県、愛知県）の一部も商圏として想定されています。

2013年7月11日には第2期増設が行われ、第1期のリニューアルも同時に実施されました。これにより、店舗数は237、延床面積は92,000㎡となり、日本最大級のアウトレットモールへと発展を遂げました。第2期の建物デザインは「FLOWERS」と呼ばれ、建物3階部分に開放的な空間が創出され、北モールの1階および2階には全天候型の駐車場が増設されました。

沿革

2009年（平成21年）1月19日: 三井不動産が出店計画を発表。
2010年（平成22年）1月29日: 三井不動産と竜王町が地域貢献基本協定を締結。
2010年（平成22年）4月13日: 報道関係者向けの内覧会を開催。
2010年（平成22年）4月29日: テナントが決定し、開業日が7月8日となることを発表。
2010年（平成22年）7月6日: 報道関係者向けに2度目の内覧会を開催。
2010年（平成22年）7月7日: 一部関係者を招待しプレオープンを実施。プレオープンの招待券は、周辺地域向けの新聞広告折り込みやフリーペーパー、雑誌にも印刷されました。
2010年（平成22年）7月8日: グランドオープン。4,000人以上の行列ができ、15時までに1万6,000人の来客を記録しました。
2013年（平成25年）7月11日: 第2期がオープン。

施設

施設は北モールと南モールで構成されており、東側には人工の八重谷沈砂池が配置されています。各テナントの詳細については、公式サイトのショップガイドまたはフロアガイドを参照してください。

建物構造: 鉄骨地上2階建て（第1期）、鉄骨地上3階建て（第2期）
敷地面積: 約180,000㎡
延床面積: 約92,000㎡
店舗面積: 約37,000㎡
店舗数: 237店舗（第1期：167店舗、第2期：70店舗）
事業形態: ファクトリーアウトレット

アクセス

公共交通機関

JR琵琶湖線（東海道本線）野洲駅または近江八幡駅より近江鉄道バスに乗り、「三井アウトレットパーク」停留所で下車。
京都駅八条口より近鉄バス（三井アウトレットパーク滋賀竜王特急線）に乗り、「三井アウトレットパーク滋賀竜王」停留所で下車。

自動車

* 名神高速道路竜王ICより約500メートル。

交通への影響

開業に伴い、名神高速道路や国道477号などで大規模な交通渋滞が懸念されました。そのため、地元市町や三井不動産の担当者らが交通対策会議を設け、国道477号の拡幅工事や、アウトレットの出入口付近での信号機のない左折レーンの新設、5,000台を収容できる駐車場の確保など、万全の対策が講じられました。また、三井不動産・竜王町・滋賀県警察の3者による検討の結果、野洲駅と近江八幡駅から近江鉄道バスによる路線バスの運行も開始されました。

プレオープン時には、名神高速道路（上り線）竜王IC - 草津JCT間で最大15km、国道1号でも湖南市石部口 - 栗東市小柿付近の間で最大6kmの渋滞が発生し、当時湖南市長であった谷畑英吾氏は、「以前から指摘してきた混乱が生じたことは極めて遺憾。市民生活を守る抜本的な対策を大至急講じてほしい」とコメントしています。

まとめ

三井アウトレットパーク 滋賀竜王は、広大な敷地に200を超える店舗が集まる、関西を代表するアウトレットモールです。アクセスも良く、一日を通してショッピングや食事を楽しむことができます。美しい自然に囲まれた環境で、充実した一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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