三室 (さいたま市)

さいたま市緑区三室とその周辺地域



はじめに



この記事では、埼玉県さいたま市緑区の大字三室、および土地改良事業によって三室から成立した宮後、新宿、大道、三浦の4大字について、地理、地価、歴史、交通、地域施設などを詳細に解説します。縄文時代からの歴史を持つ三室は、近年の都市開発によって大きく変貌を遂げながらも、豊かな自然と歴史的遺産を今に伝えています。

地理



三室はさいたま市緑区の北西部に位置し、周辺の大字大道、新宿、馬場、松木、中尾、道祖土、浦和区大東・木崎、山崎、浦和区三崎と隣接しています。東側にはいくつかの飛地も存在します。地区全域が市街化区域に指定されています。

地価



2021年1月1日時点の公示地価によると、大字三室字西宿1356番4の地点の住宅地の地価は14万4000円/m2でした。これは周辺地域の平均地価と比較して、どのような位置づけにあるのか、さらなるデータが必要です。

歴史



三室は、江戸時代より武蔵国足立郡木崎領に属する三室村として存在していました。古くは室町時代から戦国時代にかけては足立郡三室郷と呼ばれていました。地名は、祠を意味する「御室」に由来するとされています。

村は山崎、宿、松ノ木、芝原、馬場の5つの組からなり、それぞれに名主がいました。見沼新田には各組の持添新田がありました。1731年享保16年)、見沼代用水(西縁)の開削に伴い三室河岸が開設され、嘉永6年頃まで運営されていました。

三室村は当初幕府領であり、その後も領主の変更はありませんでした。検地1690年元禄3年)と1731年享保16年)に行われました。天保年間には各組の持添新田が三室新田として分村し、化政年間には村の持添新田が宮本新田として分村しました。

明治維新後、三室村は武蔵知県事の管轄となり、その後大宮県、浦和県を経て、1871年明治4年)に埼玉県の管轄となりました。1873年明治6年)には三室学校(現・さいたま市立三室小学校)が開設されました。1874年明治7年)には宮本新田、三室新田と合併し、新たな三室村が成立しました。1889年明治22年)の町村制施行により、三室村と道祖土村が合併し、現在の三室村が成立しました。1940年昭和15年)には浦和市に編入合併され、2001年(平成13年)の市町村合併によりさいたま市2003年(平成15年)には政令指定都市移行によりさいたま市緑区の大字となりました。

1977年昭和52年)の大浦土地改良事業の完了により、大字三室の一部から宮後、新宿、大道、三浦が成立しました。この事業は、見沼田んぼの田んぼを畑に転換する大規模なものでした。

世帯数と人口



2017年9月1日時点の世帯数と人口に関するデータは、具体的な数値が提示されていません。正確なデータを入手し、追記する必要があります。

小・中学校の学区



市立小・中学校の学区に関する情報は、具体的な学校名と範囲が提示されていません。正確な情報を追記する必要があります。

交通



鉄道



地区内には鉄道は敷設されていません。最寄りの駅は、周辺地域にある複数の駅になります。具体的な駅名と距離を追記する必要があります。

道路



埼玉県道1号さいたま川口線(第二産業道路)、埼玉県道65号さいたま幸手線、山崎三室線、元町三室線、松木南宿線、北宿通りなどの道路が通っています。

バス



東武バスウエストや国際興業バス路線バスが運行されており、北浦和駅浦和駅東浦和駅さいたま市立病院などを結んでいます。

地域



寺社・史跡



文殊寺、報恩寺などの寺社、大古里遺跡、大古里南遺跡、北宿遺跡、三室北宿西遺跡などの史跡があります。

公園・緑地



西宿公園、三葉公園、三室保存緑地、大古里公園、北宿南公園、原前公園などの公園があります。

施設



さいたま市立病院、さいたま市立高等看護学院、浦和東警察署三室交番、三室郵便局、三室公民館、大古里公民館、さいたま市立三室小学校、さいたま市立さくら草特別支援学校、山崎市民の窓口、久美学園、三室保育園、ふるさと幼稚園、百合ヶ丘幼稚園、さいたま市立浦和博物館(鳳翔閣を復元)、老人福祉センター和楽荘、JAさいたま三室支局などの施設があります。

土地改良事業によって大字三室から分離した地区



大浦土地改良事業により、大字三室の一部から宮後、新宿、大道、三浦が成立しました。これらの地区の人口は、2014年6月時点では0人となっていますが、これは土地改良事業後の状況を表していると考えられます。

宮後



宮後(みやうしろ)は、大字三室の北東部に位置し、中央部を芝川が流れ、南側に見沼代用水西縁が流れています。

新宿



新宿(しんじゅく)は大字三室の北西側、馬場と大字見山の間に位置します。

大道



大道(だいどう)は大字三室と大字三浦の間に位置します。

三浦



三浦(みうら)は大字三室の北西側、芝川より北側に位置します。

参考文献



角川日本地名大辞典 11 埼玉県」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日
浦和市総務部市史編さん室『わがまち浦和―地域別案内』浦和市、1982年11月30日

関連項目



さいたま市の地名
埼玉県第1区
さいたま市の土地区画整理事業一覧
浦和の調ちゃん

外部リンク



さいたま市地図情報 - さいたま市
さいたま市緑区ガイドマップ - さいたま市
* 土地区画整理事業完了地区の換地図の閲覧について(三室) - さいたま市

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