三浦朗次

三浦朗次（みうら あきつぐ）

三浦朗次は、江戸時代後期に美作国勝山藩の第8代藩主を務めた人物であり、美作勝山藩三浦家の13代目当主にあたります。

生涯

天保元年（1830年）、越前丸岡藩主・有馬徳純の子として誕生しました。その後、徳純の養父である元藩主・有馬誉純の養子となり、有馬家の三男として扱われます。幼名は剛之助、初めは有馬純恪（すみただ）と名乗っていました。後に、美作勝山藩主・三浦義次の養子となります。

嘉永元年（1848年）11月15日、将軍・徳川家慶に拝謁し、同年11月22日には義次の隠居に伴い家督を継承しました。同年12月16日には、従五位下・志摩守に叙任されています。嘉永3年（1850年）4月2日には、日光祭礼奉行を命じられました。嘉永5年（1852年）閏2月28日には、幕府の要職である奏者番に就任しています。

しかし、安政7年（1860年）2月21日、27歳という若さでこの世を去りました。跡目は、養嗣子である三浦弘次（義次の弟）が継承しました。

系譜

父：有馬徳純（1804-1837）
母：不詳
養父：有馬誉純（1769-1836）、三浦義次（1826-1883）
正室：松田勝敬の娘
養子：三浦弘次（1827-1886） - 三浦誠次の四男

三浦家（美作勝山藩）の系図

※実線は実子、点線は養子を示しています。
※全ての人を網羅しているわけではありません。

参考文献

霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成』（霞会館、1996年）

外部リンク

* デジタル版 日本人名大辞典+Plus『三浦朗次』 - コトバンク

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