三菱地所物流リート投資法人

三菱地所物流リート投資法人：成長を続ける物流不動産投資のリーディングカンパニー

三菱地所物流リート投資法人は、東京都千代田区に本部を置く、東証1部上場（J-REIT）の投資法人です。三菱地所をスポンサーとし、物流施設への投資を専門としています。堅実な運用と成長戦略で、日本の物流不動産市場において重要な役割を担っています。

投資戦略：多様なブランドと戦略的なポートフォリオ

同法人の資産運用会社は三菱地所投資顧問株式会社です。投資対象は、国内の物流施設に集中しており、その80％以上を物流施設が占めています。地域的には、経済活動が活発な首都圏に約50％の資産を集中させている点が特徴です。

投資対象となる物流施設は、大きく分けて2つのブランドで構成されています。一つ目は、三菱地所が開発を手掛ける高品質な物流施設ブランド「ロジクロス」です。先進的な設計と機能性を備え、高い稼働率を維持しています。もう一つは、資産運用会社が外部から取得する「MJロジパーク」です。多様な立地条件と規模の物件をポートフォリオに加えることで、リスク分散と収益の安定化を図っています。

さらに、ラサール社の「ロジポート」ブランドの物流施設も保有しており、ラサールロジポート投資法人と共有物件を持つなど、他社との連携も積極的に行っています。2020年9月1日時点での保有物件数は19物件、取得価格合計は1,421億円に上ります。

設立から成長、そして上場へ

三菱地所物流リート投資法人は2016年7月14日に設立されました。同年8月9日には、投信法第187条に基づく登録（登録番号　関東財務局長　第122号）を完了し、2017年9月14日には東京証券取引所に上場を果たしました。上場後も着実に成長を続け、安定した運用実績を積み重ねています。

競合他社との比較：多様な物流REIT市場における存在感

日本の物流不動産市場は、多くのREITが競争を繰り広げる活気ある市場です。三菱地所物流リート投資法人は、日本ロジスティクスファンド投資法人、GLP投資法人、日本プロロジスリート投資法人、ラサールロジポート投資法人、三井不動産ロジスティクスパーク投資法人、伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人、CREロジスティクスファンド投資法人、SOSiLA物流リート投資法人など、数多くの競合他社が存在する中で、独自の強みを生かし、市場における地位を確立しています。それぞれのREITは、投資対象、ポートフォリオ戦略、地理的重点などに違いがあり、投資家のニーズに応える多様な選択肢を提供しています。

関連情報

三菱地所は、同法人のスポンサーとして、その経営・運営に深く関わっています。三菱地所は、オフィスビルや商業施設など、幅広い不動産事業を展開する大手不動産会社です。他にも、三菱地所がスポンサーを務めるREITとしては、私募リートである日本オープンエンド不動産投資法人や、オフィスビル特化型のJ-REITであるジャパンリアルエステイト投資法人などがあります。

まとめ

三菱地所物流リート投資法人は、三菱地所の強力な支援、そして独自の投資戦略によって、日本の物流不動産市場において確固たる地位を築き上げています。多様なブランドの物流施設をポートフォリオに持つことで、安定した収益を確保し、投資家の信頼を得ています。今後の更なる成長と発展が期待されます。

もう一度検索