三重県道140号四日市菰野大安線

三重県道140号四日市菰野大安線

三重県道140号四日市菰野大安線（みえけんどう140ごう よっかいちこものだいあんせん）は、三重県四日市市からいなべ市へと向かう一般県道です。この道路は、四日市市の波木町から始まり、いなべ市の大安町丹生川久下に至ります。四日市市、三重郡菰野町、いなべ市（旧大安町）を南北に結ぶ重要な役割を果たしています。

概要

この道路は、四日市市からいなべ市にかけての地域をつなぎ、特に四日市市内では国道306号と平行して走行しています。周辺は工業団地が広がっており、大型の車両が多く行き交うため、交通量は比較的高いのが特徴です。地元の住民からは親しみを込めて「ミルクロード」や「ミルク道路」とも呼ばれています。

1986年（昭和61年）に開通した当初は農道として整備され、沿線には牧場が点在していました。このため、牛乳などの農産物輸送のための道として利用されていたことから、今の愛称がつけられました。現在は県道としての管理がなされていますが、その基本的な役割は農道に由来していることを忘れてはいけません。

路線データ

• - 起点: 四日市市波木町（波木町西交差点、三重県道8号四日市鈴鹿環状線・三重県道44号宮妻峡線交点）
• - 終点: いなべ市大安町丹生川久下（大久保交差点、国道365号交点）
• - 総延長: 21.9 km

道路施設

この県道にはいくつかの橋梁が設けられており、主なものとしては以下があります：

• - 登里橋（足見川、四日市市）
• - 山田橋（鎌谷川、四日市市）
• - 鎌谷橋（鎌谷川、四日市市）
• - 西山橋（足見川、四日市市）
• - 桜西橋（矢合川、四日市市）
• - 川宿野橋（金渓川、三重郡菰野町）
• - 新吉沢橋（三滝川、三重郡菰野町）
• - 上村橋（竹谷川、三重郡菰野町）
• - 新八風橋（朝明川・田光川、三重郡菰野町）
• - 鍋坂大橋（宇賀川、いなべ市）
• - 経塚橋（源太川、いなべ市）

地理と通過する自治体

この県道が通過するのは、四日市市、三重郡菰野町、いなべ市の3つの自治体です。交通の要所として地域住民に利用されています。さらに、近隣には四日市市立桜中学校やイオンタウン菰野などの施設もあり、生活の一部として重要な位置を占めています。

交差する道路と鉄道

この道路は、近鉄湯の山線や三岐鉄道三岐線と交差しています。これにより、地域の交通網が更に充実しており、アクセスの利便性が向上しています。

結論

三重県道140号は、地元住民の日常生活に密接に関わる道路として、その歴史や役割を考えれば単なる交通路ではなく、地域の文化や経済に深く結びついていることがよくわかります。「ミルクロード」という愛称に込められた歴史的背景を知ることで、この道の価値を再認識することができるでしょう。

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