三門駅

三門駅について

三門駅（みかどえき）は、千葉県いすみ市日在に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）外房線の駅です。房総半島の東側に位置し、太平洋に面した場所にあります。

歴史

この駅の歴史は古く、1903年（明治36年）8月16日に房総鉄道の貨物駅として開業したのが始まりです。その後、1905年（明治38年）1月14日に旅客の取り扱いも開始されました。1907年（明治40年）9月1日には、房総鉄道が買収され、帝国鉄道庁の駅となりました。その後、1962年（昭和37年）10月1日に貨物取り扱いが廃止され、1968年（昭和43年）10月1日には荷物扱いも廃止されました。

1972年（昭和47年）7月1日に無人駅となり、1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。1985年（昭和60年）には、コンテナを転用した駅舎が建てられました。しかし、2005年（平成17年）11月30日にこのコンテナ駅舎が全焼してしまいました。その後、2006年（平成18年）11月20日から駅舎の新築工事が開始され、2007年（平成19年）2月に新しい駅舎が完成しました。2004年（平成16年）10月16日には、ICカード「Suica」の利用が可能となり、東京近郊区間に組み込まれました。

駅構造

三門駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅で、茂原統括センター（勝浦駅）が管理する無人駅です。駅には簡易Suica改札機と乗車駅証明書発行機が設置されています。トイレは男女別の水洗式で、駅舎内部に設けられています。以前のコンテナ駅舎時代には、男女共用の汲み取り式仮設トイレが設置されていました。

三門駅と隣の浪花駅のホームは8両編成までしか対応しておらず、大原・御宿・勝浦・安房鴨川方面へ向かう列車は、原則として8両を超える編成で運行することができません（特急「わかしお」は最長10両編成で運行されますが、これらの駅には停車しません）。外房線内で駅構内が単線となっているのは、この三門駅と行川アイランド駅のみです。

のりば

（出典：JR東日本:駅構内図）

利用状況

2006年（平成18年）度の1日平均乗車人員は123人でした。近年の1日平均乗車人員は千葉県統計年鑑で確認できます。

駅周辺

駅の東側数メートルの場所には国道128号線が通っています。日在は、かつて文化人たちの別荘地として人気があり、森鷗外、梅屋庄吉、賀古鶴所などの別荘跡が点在しています。その他、日在海岸、ミサキショッピングガーデン、せんどう大原岬店、マツモトキヨシ、ザ・ダイソー、コナカ大原店、ベイシアいすみ大原店、カインズ大原店、清水寺（清水観音）、三門日活荘、日在潟国定公園（鳥獣保護区）などの施設があります。

また、いすみ市民バスの「三門駅入口」停留所も近くにあります。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■外房線

■普通（各駅停車）

長者町駅 - 三門駅 - 大原駅

脚注

[記事本文の出典]

[利用状況の出典]千葉県統計年鑑

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

駅の情報（三門駅）：JR東日本

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