上八丁

上八丁（かみはっちょう）

上八丁は秋田県横手市にある大字で、郵便番号は013-0822です。2020年10月1日現在のデータによると、この地域の人口は115人、世帯数は32世帯であり、住居表示は全域で未実施となっています。この地域は旧平鹿郡境町村大字上八丁と、さらに遡れば旧平鹿郡上八丁村に該当します。

地理

横手市の北部、特に西側に位置しており、東側には杉目と静町、南側には赤川および三本柳、西側には下境、北側には上境と隣接しています。上八丁は主に水田が広がる純農村地域であり、村の中心部には村東と、北西には上上小屋集落が点在しています。西側には県道267号金沢吉田柳田線が通り抜けています。この地域は全てが都市計画区域内に含まれますが、具体的な区域区分は設定されていません。都市計画法上の用途地域には、特に指定されていない状態です。

小字

2024年（令和6年）10月5日現在の資料をもとにすると、上八丁には細かい小字が存在しています。これらは地元の地名に関する記録や地図データをもとに詳細が整理されています。

歴史

上八丁の歴史は古く、正保4年（1647年）刊行の『出羽国知行高目録 下』には、八丁村として上八丁村と下八丁村が一緒に記されています。享保年間までの村高を記録した郷帳には、八丁村という名称が見え、そこから上八丁村と下八丁村が分かれたことが解ります。また、享保15年（1730年）には『六郡郡邑記』において、上八丁村はいくつかの支郷を持つ村であることが記されており、その中には谷地中村や上小屋村などが含まれていました。記録によると、谷地中村は上八丁村の本村とされていたようですが、後には廃村となったとのことです。その後の歴史的な記録においても、上八丁村は度々言及されてきました。

年表

1889年（明治22年）4月には町村制が施行され、上境村、下境村、上八丁村、下八丁村が統合し境町村が誕生しました。これに伴って、上八丁村は境町村大字上八丁として記録されました。1955年（昭和30年）4月1日には、境町村と黒川村が横手市に編入され、今の横手市上八丁となります。

世帯数と人口

2020年（令和2年）10月1日現在の統計によると、上八丁の世帯数と人口は上述の通りです。過去の国勢調査を紐解くと、1995年（平成7年）以降の人口や世帯数の推移が確認でき、地域の変化が伺えます。

小・中学校の学区

上八丁に住む子どもたちは、市立小・中学校に通う場合、特定の学区が設定されています。これにより、地域の学校教育についても理解が深まります。

交通

上八丁には鉄道の駅は存在せず、最寄りの駅は奥羽本線および北上線の横手駅です。また、町内にはバス路線もないため、車での移動が中心となります。主要道路としては秋田県道267号金沢吉田柳田線が利用されています。

参考文献

上八丁の様々な情報は「角川日本地名大辞典」や「日本歴史地名大系」などの文献から確認できます。また、横手市の公式な資料や過去の市史などでも詳細な情報が得られます。

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