上総松丘駅

上総松丘駅

駅の概要

上総松丘駅は、千葉県君津市広岡に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）久留里線の駅です。単式ホーム1面1線の地上駅で、かつては2面3線の規模を有していました。現在も、反対側に過去のホーム跡を確認できます。5両編成の電車に対応しており、久留里駅管理の無人駅として運行されています。駅舎には乗車駅証明書発行機と、バリアフリー対応の男女別水洗式トイレが設置されています。

歴史

上総松丘駅は、1936年（昭和11年）3月25日に鉄道省の駅として開業しました。その後、1944年（昭和19年）12月16日から1947年（昭和22年）4月1日までの間、一時休止となりましたが、営業を再開。1968年（昭和43年）10月1日には無人駅となり、貨物と荷物の取扱いは廃止されました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。1990年（平成2年）11月23日には、テロ事件により駅舎が全焼する痛ましい出来事がありました。その後、2009年（平成21年）3月14日には東京近郊区間に編入されました。

利用状況

2006年（平成18年）度の1日平均乗車人員は81人でした。近年は千葉県統計年鑑に掲載されているデータを参照ください。

駅周辺

駅周辺は、国道465号方面に中小商店が点在する、落ち着いた地域です。駅舎から少し離れた場所に商業施設が散在しており、生活に必要なものはある程度確保できます。静かで落ち着いた雰囲気の地域と言えるでしょう。

バス路線

駅近くの「松丘」停留所には、複数の高速バスが乗り入れています。日東交通と京成バスが運行する「アクシー号」は東京駅八重洲口前や東京タワーへ向かう路線です。また、日東交通と千葉中央バスが運行する「カピーナ号」は、千葉駅と亀田病院を結んでいます。これらのバス路線を利用することで、周辺地域へのアクセスが向上しています。

隣の駅

まとめ

上総松丘駅は、歴史的背景やテロ事件といった出来事、そして無人駅としての現状と、周辺環境が複雑に絡み合う、興味深い駅です。静かな佇まいの中に、歴史の重みを感じさせる、そんな場所と言えるでしょう。近年は利用客数も落ち着いており、地域住民の生活を支える、重要な交通拠点としての役割を担っています。今後の発展にも期待したいところです。

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