下之郷 (上田市)

下之郷（しものごう）

概要

下之郷は、長野県上田市の塩田地区に位置する地名です。郵便番号は386-1211で、上田市の南西部に広がっています。この地域は、古代からの歴史を持ち、交通の要所として発展してきました。

地理

下之郷は、上田市の塩田地区に属し、北は神畑、諏訪形、東は生田、南は富士山、古安曽、西は本郷、五加と隣接しています。地域の西部には上田電鉄別所線と県道上田丸子線が走り、南部からは県道塩田仁古田線が分岐しており、交通の便が良い地域です。また、東部には久保峠へと続く道があります。

地形的には、産川支流の尾根川が形成した扇状地の扇端部に位置しています。集落は生島足島神社横の十字路を中心に形成されており、格子状の道路網が特徴的な塊村です。三郎川の右岸には市営桜団地があります。

歴史

下之郷の初見は、天文22年（1553年）の武田信玄が下した安堵状に「下之郷上下社」として記されており、上本郷（現在の本郷）に対する地名と考えられています。生島足島神社から東へ約1kmの場所には、6世紀に築造された東山古墳群があり、その中でも最大規模を誇る「他田塚」は、科野国造後裔の他田氏との関連が指摘されています。

沿革

1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、小県郡下之郷と古安曽村が合併し、東塩田村の大字となりました。
1949年（昭和24年）9月1日：東塩田村と富士山村が合併し、新たに東塩田村が発足しました。
1956年（昭和31年）5月1日：東塩田村は西塩田村、別所村、中塩田村と合併して塩田町となり、東塩田村は廃止されました。
1970年（昭和45年）4月1日：塩田町は上田市に編入され、下之郷は上田市の一部となりました。

世帯数と人口

2021年（令和3年）1月1日現在の世帯数と人口に関する詳細な情報は、変動するため、最新の情報を確認する必要があります。

交通

上田電鉄別所線
大学前駅
下之郷駅

施設

下之郷には、多くの教育機関や公共施設があります。

神社
生島足島神社
教育機関
長野大学
上田女子短期大学
長野県工科短期大学校
研究・情報施設
上田リサーチパーク
上田市マルチメディア情報センター
公園
上田市自然運動公園
郵便局
東塩田郵便局

学区

下之郷の児童・生徒が通う小・中学校の学区は、上田市の教育委員会が定めています。詳細については、上田市教育委員会のウェブサイトや関連機関にお問い合わせください。

まとめ

下之郷は、歴史と自然が調和した地域であり、多くの教育機関や公共施設が集まる活気のある場所です。交通の便も良く、住みやすい地域として知られています。

参考資料

「角川日本地名大辞典」編纂委員会・竹内理三編『角川日本地名大辞典 20 長野県』角川書店、1990年。
『日本歴史地名大系 20 長野県の地名』平凡社、1979年。

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