下保谷

西東京市下保谷

下保谷（しもほうや）は、東京都西東京市の北東部に位置する町名です。住居表示が実施されており、一丁目から五丁目まで区分されています。郵便番号は202-0004です。

地理

下保谷は、西東京市の北東部に位置し、平坦な地形が特徴です。主に住宅地、商業地、そして農地として利用されています。北は北町、東は練馬区南大泉、南は西武池袋線を挟んで東町、西は栄町に隣接しています。下保谷一丁目から五丁目が南西から時計回りに配置されています。

町内には、白子川（大泉堀）が流れています。

歴史

下保谷には、縄文時代前期から弥生時代の遺跡である中荒屋敷遺跡が発見されており、古代から人が居住していたことがわかります。明治以前は武蔵国新座郡下保谷村に属していました。下保谷村の初期の村域は、白子川沿岸の現在の町域および北町が含まれていたと考えられています。村の鎮守である三十番神社（現在の天神社）は北町に、別当寺の福泉寺は下保谷三丁目に位置しています。

住居表示の実施により、荒屋敷、宮ノ脇、松ノ木といった地名は町丁名としては消失しましたが、現在でも、はなバスの停留所名（南宮ノ脇、東松ノ木）、遺跡名（中荒屋敷遺跡）などにその名残を見ることができます。旧村名・大字名の下保谷は町名として現在まで引き継がれています。

地名の由来

下保谷という地名は、旧保谷村成立以前に存在した下保谷村、および保谷村成立後、住居表示実施まで存在した大字名に由来します。町名の候補としては、「松宮町」「三音町」「白子町」「新木町」などが挙がっていました。

沿革

1968年（昭和43年）11月1日：保谷市が町名整理を実施し、大字下保谷の一部から下保谷が設置されました。
2001年（平成13年）1月21日：保谷市と田無市が合併し、西東京市が発足。西東京市下保谷となりました。

交通

鉄道：西武鉄道の保谷電留線、保谷総合事務所が町内にあります。町域南端には西武池袋線保谷駅があります（駅の住所は東町3丁目）。
バス：西東京市はなバス第1ルートが町域内を走っています。
道路：多摩南北道路1号線（調布保谷線）（伏見通り）、東京都道25号飯田橋石神井新座線、西東京市道102号線（福泉寺通り）が通っています。

施設

下保谷児童センター
下保谷福祉会館（児童センターと同じ建物内）
西東京市立保谷第一小学校
しもほうや保育園
西東京市立こまどり保育園
福泉寺
下保谷森林公園
あらやしき公園
丸正保谷北口店
西東京消防署保谷出張所

史跡

中荒屋敷遺跡

関連項目

西東京市
西東京市の町名
高畑淳子

参考文献

『角川日本地名大辞典 13.東京都』角川書店、1978年
『新旧対照町名 - 東京市町名沿革史 -』明治文献、1974年
赤木ぼく他『多摩の歴史1 』武蔵野郷土史刊行会/有峰書店 1976年
保谷市図書館『ホウホウほうやこどもちいきしりょう』 2000年

外部リンク

西東京市
下保谷森林公園
あらやしき公園

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