下島温泉

下島温泉は、岐阜県下呂市小坂地域、小坂川の支流である濁河川沿いに位置する温泉地です。山々に囲まれた静かな環境で、訪れる人々を癒します。泉質は炭酸泉で、源泉温度は15～18℃と冷泉ですが、温泉地内には放射能泉も存在します。かつては「傷湯」とも呼ばれ、その効能から湯治場として利用されてきました。開湯は約400年前とされています。

温泉地の近くには、「巌立」と呼ばれる巨大な安山岩の岩壁があります。これは、御嶽山から流れ出た溶岩流が冷え固まってできたものです。巌立の周辺には滝もあり、その一帯は「巌立峡」として知られています。巌立峡は、飛騨・美濃紅葉三十三選にも選ばれており、秋には美しい紅葉を楽しむことができます。下島温泉からは、この巌立峡まで森林浴をしながらハイキングを楽しむことができ、自然を満喫できます。

日帰り入浴施設としては、「巌立峡ひめしゃがの湯」が一軒あります。この施設の前には飲泉場が設置されており、温泉を飲むこともできます。この施設の泉源は、従来の下島温泉のものとは異なり、湧出時は無色透明ですが、すぐに茶褐色に変色するという特徴があります。

下島温泉は、1983年（昭和58年）3月28日に、濁河温泉、湯屋温泉とともに、小坂温泉郷の一部として国民保養[[温泉地]]に指定されました。これは、温泉の効能と周辺の自然環境が評価されたことによるものです。

アクセスは、鉄道の場合、高山本線飛騨小坂駅からバスで約15分です。

関連情報として、温泉、温泉街、外湯、温泉番付、日本の[[温泉地一覧]]などが挙げられます。さらに詳しい情報については、下呂市公式観光サイト「げろたび」で下島温泉の紹介をご覧いただけます。

下島温泉は、歴史ある温泉地であり、自然豊かな環境の中でゆっくりと過ごしたい方におすすめの場所です。温泉の効能だけでなく、ハイキングや紅葉狩りなど、様々な楽しみ方ができます。

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