中央合同庁舎第8号館

中央合同庁舎第8号館

中央合同庁舎第8号館（ちゅうおうごうどうちょうしゃだいはちごうかん）は、東京都千代田区永田町一丁目に所在する重要な政府庁舎です。この庁舎は、日本の中央省庁が利用するために設計されており、内閣府庁舎と complementary な役割を持っています。この二つの庁舎は、共同管理され、それぞれの機能を補完し合っています。

概要

中央合同庁舎第8号館は、内閣府庁舎の業務量の増加に伴い、明らかになった手狭な状態や、他の施設への業務の分散に応える形で新たに建設されました。内閣府庁舎の敷地では、老朽化したB棟を解体した後、最新の技術を用いて新たにこの庁舎が整備されました。建設にはPFI方式が採用されており、効率的な運営と高い機能性が確保されています。

この庁舎は、大規模災害時における防災拠点としても機能します。そのため、事業継続計画（BCP）の最高水準を満たすことが求められ、免震構造やライフラインの二重化といった技術が導入されています。また、停電時でも施設の機能を維持できるよう、非常用発電機も設置されています。

建物の高さは国会議事堂の中心塔より低く抑えられており、周囲の景観に配慮した設計となっています。さらに、建物総合環境性能評価システム（CASBEE）においては最高ランクのS評価を獲得し、環境への配慮がしっかりとなされています。敷地南側には緑地が設けられ、環境負荷を低減する技術の導入にも積極的に取り組んでいます。

2階は内閣府庁舎の1階とつながっており、職員や一般の来訪者が入りやすいように設計されています。来館者は内閣府庁舎の入り口から容易に合同庁舎第8号館にアクセスできます。

沿革

この庁舎の建設に関する重要な日程は次のとおりです。

• - 2009年7月16日：入札公告を発表。
• - 2009年12月17日：民間事業者の選定と公表。
• - 2011年6月：着工開始。
• - 2014年3月：竣工。

入居機関

この庁舎には、以下の機関が入居しています。

• - 内閣官房（内閣府庁舎と合同庁舎第8号館）
• - 内閣府（同上）
• - 店舗（合同庁舎第8号館2階にあるセブン-イレブンと食堂・喫茶）

所在地・交通機関

所在地は以下の通りです。

• - 住所：〒100-8914 東京都千代田区永田町1丁目6番1号

最寄りの駅は以下のとおりです。

• - 東京メトロ丸ノ内線・千代田線：「国会議事堂前駅」出口3
• - 東京メトロ銀座線・南北線：「溜池山王駅」出口8

関連項目

この庁舎は、他の中央合同庁舎群に対しても重要な役割を果たしています。

• - 中央合同庁舎第1号館
• - 中央合同庁舎第2号館
• - 中央合同庁舎第3号館 など

中央合同庁舎第8号館は、機能性と環境への配慮を両立させた、現代における中央省庁の重要な拠点となっています。

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