中央競馬実況中継 (STVラジオ)

STVラジオ 中央競馬実況中継

STVラジオで毎週土曜日と日曜日に放送されている中央競馬の実況中継番組です。この番組は、競馬ファンにとって欠かせない情報源となっており、レースの興奮をリアルタイムで伝えています。

概要

この番組の主な特徴は、以下の通りです。

東西主場のメインレースをネット受け: 東京競馬場や阪神競馬場など、東西の主要な競馬場のメインレースをラジオで聴くことができます。
北海道開催の中継: 6月から9月にかけて行われる函館競馬場や札幌競馬場のレースを、STVラジオが自社制作し中継します。
ワイド番組内での放送: 土曜日の「明石のいんでしょ大作戦!」、日曜日の「草野あずみのハッピー競馬」といったワイド番組の中で、レース直前から実況が始まります。
レース実況に特化: レース実況のみを放送し、レース結果や払い戻し金は、番組終了後のワイド番組でまとめて伝えられます。
祝日開催にも対応: 1月5日や12月28日など、平日の中央競馬開催日にも、メインレースを中心に番組が放送されます。
特番時も放送: 12月24日のラジオ・チャリティー・ミュージックソンなど、通常のワイド番組が休止する場合でも、当番組はコーナーとして放送されます。

ネットワーク

STVラジオは、以下のラジオ局とネットワークを組み、レースの実況を放送しています。

土曜日: 東日本主場のメインレースはラジオ日本（RF）、関西開催分はラジオ関西（CRK：MBSと提携）からネット受け。
日曜日: 関東開催分はニッポン放送（LF）、関西開催分はMBSラジオ（MBS）からネット受け。
STV制作の実況: 重賞競走の場合、土曜日はラジオ日本、日曜日はニッポン放送とラジオ日本の両局でサイマル放送されます。

東日本主場

東京競馬場と中山競馬場が該当します。夏季の福島・新潟開催時は、RFCとBSNからネット受けします。

ラジオ日本（RF）: 北海道開催期間外の土曜日と祝日のメインレースをネット受けします。
ニッポン放送（LF）: 北海道開催期間外の日曜日の準メイン及びメインレースをネット受けします。北海道開催期間中の6月は日曜日の重賞レースなど主要なメインレースのみをネット受けします。平日開催時やホープフルステークス開催日などでニッポン放送が競馬中継を実施する場合は、当日の東日本主場メインレースをネット受けします。
ラジオ福島（rfc）: 重賞のみネット受けします。
新潟放送（BSN）: 重賞のみネット受けします。

西日本主場

京都競馬場、阪神競馬場、夏季開催や両競馬場代替開催時の中京競馬場、小倉競馬場が該当します。小倉競馬場が第3場として開催される場合や、CBCラジオが中継を行わない土曜日、G1競走の高松宮記念やチャンピオンズカップ開催時の中京開催も、MBSラジオ制作分をネット受けします。

ラジオ関西（CRK）: 北海道開催期間外の土曜日のメインレースのみをネット受けします。
MBSラジオ（MBS）: 北海道開催期間外の日曜日のメインレースのみをネット受けします。北海道開催期間中は日曜日の重賞レースなど主要メインレースのみをネット受けします。ただし、東日本主場と同様に重賞レースが組まれても放送されない場合があります。
CBCラジオ（CBC）: 第3場開催の日曜日のG2以下の重賞のみネット受けします。

放送されるレース

放送されるレースの数は、開催日によって異なります。

北海道開催以外

土曜日・平日開催時: 関東と関西の各メイン競走を放送します。第3場で重賞が行われる場合は、そのレースを放送することがあり、関東・関西のいずれかのメイン競走をネットしない場合があります。
日曜日: 関東の準メイン競走及びメイン競走、関西メイン競走を放送します。第3場で重賞が行われる場合は、関東・関西・第3場の各メイン競走を放送します。

北海道開催時

土曜日: 札幌・函館のメインとその前の競走（第10競走と第11競走）を放送します。
日曜日: 札幌・函館で行われる後半2レース（第10競走と第11競走）、東日本主場（東京・福島・新潟）、西日本主場（阪神・中京・小倉）のメイン競走（主に重賞競走）を放送します。3レースまでの放送ですが、札幌・函館のレースが優先されます。

2023年現在、中継するレースの数は北海道開催の有無に関わらず、土曜日は2レース、日曜日は3レースとなっています。

北海道開催時の実況担当

2名がレース前の進行と実況担当に分かれて中継を行います。2022年までは、ニッポン放送やRFラジオ日本への二重制作がある場合、自社分の進行担当がRF向けの実況を兼務していました。

溝渕信: イメージランド所属のディレクター。STVラジオでは「STVラジオの溝渕信アナウンサー」として紹介されます。1993年頃から中央競馬中継を担当。
太田裕士: オフィスボイス所属。2010年より担当し、2012年度からはばんえい競馬の実況も兼務しています。

過去の担当者

永井公彦: 2019年まで担当。2015年から2019年は札幌開催時の重賞競走で自社向けの実況をメインに担当。
藤井孝太郎
巻山晃: STV在職中から定年後も担当。
高野義雄: 2009年まで実況、2010年、2011年は進行のみ担当。
宮永真幸: 2011年まで担当。

イレギュラー編成

ファイターズ中継実施時

プロ野球北海道日本ハムファイターズのデーゲーム中継がある場合でも、競馬中継は優先され、野球中継を一時中断して放送されます。各レースの発走直前に野球中継を中断し、レース終了後に再開します。全レースの結果と払い戻し金は、野球中継終了後に伝えられます。

過去の対応

2007年から2009年までは日曜のみ『サンデーミュージックファイター』内でデーゲーム中継を実施。競馬中継は野球中継を中断する形で放送。
2010年から2015年は『Yo!Hey!サンデー!』内で競馬中継を放送。
2017年から2020年はシーズン中、土曜は『GO!GO!サタデー』、日曜は『喜瀬ひろしの楽楽日ようび』→『GO!GO!サンデー』でデーゲーム中継と競馬中継を放送。

変則開催に伴う対応

レースの格や日程編成によっては、ネット先のラジオ日本やMBSラジオが札幌競馬場や函館競馬場から自社制作を行う場合があります。STVラジオは技術協力を行います。

2019年まで、ワールドオールスタージョッキーズ開催時はラジオ日本とMBSラジオが現地から自社制作を行っていました。2022年以降は、ラジオ日本はSTV制作をネット、最終競走はSTVが裏送り制作を行っています。
2024年は、新潟競馬場で競走時間帯が拡大された期間は、MBSラジオが札幌で自社制作を行いました。ラジオ日本は札幌競馬の第5競走からメインレースをMBS制作をネットし、STV制作の実況はニッポン放送のみにネットされました。
2024年10月12日と14日は、変則3日間開催となり、新潟メイン競走も放送。新潟放送が制作を行わなかったため、ラジオ日本からネット受けしました。

脚注

上記の情報は、STVラジオの番組「中央競馬実況中継」に関するものです。

外部リンク

* 中央競馬実況中継

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