中徳富駅

中徳富駅（なかとっぷえき）

中徳富駅は、かつて北海道樺戸郡新十津川町字弥生に存在した、北海道旅客鉄道（JR北海道）札沼線（学園都市線）の駅です。事務管理コードは▲130221でした。

歴史

利用客が非常に少なかったため、札沼線のこの区間が廃止されるのに先立ち、2006年（平成18年）3月18日に廃駅となりました。この駅は、地域住民の足として、また地域の歴史を刻む存在として、その役割を終えました。

1956年（昭和31年）11月16日：日本国有鉄道（国鉄）札沼線の駅として開業。旅客のみを取り扱う駅でした。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR北海道に継承されました。
1991年（平成3年）3月16日：札沼線に「学園都市線」の愛称が設定されました。
1996年（平成8年）3月16日：札沼線（学園都市線）のうち、当駅を含む石狩当別駅 - 新十津川駅間でワンマン運転が開始されました。
2006年（平成18年）3月18日：利用者の減少により、駅は廃止されました。

駅名の由来

初代の「中徳富駅」であった新十津川駅は、地域名である「徳富」に、石狩川を基準として中流にあることから「中」を冠したものでした。2代目の「中徳富駅」である当駅も、「上徳富」と「下徳富」の中間にあることがその名の由来とされています。また、所在地名である「弥生」は、かつて内村ヤエという人物の家の脇を流れる川が「ヤエ川」と呼ばれ、それがいつしか「弥生」という地名になったと伝えられています。

廃止時の駅構造

中徳富駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。駅舎や待合室はなく、ホームのみが設置されていました。石狩当別駅が管理する無人駅で、駅の北側には南八号線の踏切が隣接していました。

駅周辺

駅の周辺は、広大な田園風景が広がっており、自然豊かな環境でした。特別な商業施設や住宅地はなく、静かな場所でした。駅の近くには国道275号が通っています。

隣の駅

北海道旅客鉄道
札沼線（学園都市線）

下徳富駅 - 中徳富駅 - 新十津川駅

脚注

注釈

出典

JR北海道
新聞記事

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

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